2012・平成12年は大鮎!巨鮎!の年回り!?

鮎も梅雨が明け今からが大きくなる時期である。
もともと水量が多く流速も速い九頭竜川、荒瀬〜激流ゾーンが多く大鮎が育つ環境要素が揃っていた。
冷水病の蔓延がなければ、25〜27〜28cmの良型の数釣りが出来た河川で無数にいた海産系天然鮎と併せると無敵で至宝の河川であった。
汚い表現であるが昔の鮎漁師は「鮎は川の蛆(うじ)。釣っても釣っても湧いてくる」と豪語した。昭和50年当時であった。
引き舟も九頭竜式の原型 伊藤式→長友式〜笹岡・森石式へと長く大きいのを持つ事が鮎師の常識でもあった。

冷水病・・冷水病は、(Flavobacterium psychrophilum)フラボバクテリウム・サイクロフィラムという細菌(グラム陰性の長桿菌)によって引き起こされる細菌感染症で、ギンザケ、ニジマス、アユの養殖場で全国的に発生している。
 
アユでは、昭和62年(1987年)に徳島県の養殖場で琵琶湖産稚アユ輸送後2〜3日に大量死し冷水病菌が確認されたのが最初で、その後全国的に発生するようになった。
 
河川でのアユ冷水病が初めて確認されたのは平成3年で、以後5,6月に集中水温12〜15℃で多く発症するが20〜26℃で発症例もある。
何よりも未知なのが「放流稚鮎の生存率」=歩留まりであろう。
放流トン数が多くても、沖捕りの鮎であったり質の良くない人工産だと生存率が低下する。
漁協組の浄財が流れに乗って何百〜何千万円というお金がヒラヒラと河口方面に消えていく。

良いタイミングで良い鮎を放流する事が出来れば、今年の様に7月中旬に20〜23cmの大型鮎が瀬の流芯で掛かる。
大型になる要素としてはDNAが大型種である事と良質の石垢を充分に、はめる環境にある事。
石垢をはむライバルが多いと、一部の鮎は群れて縄張り意識が少ない群れ鮎となってしまう。

今年の九頭竜・神通川の状態を聞いた限りでは、瀬の中の大型を取ってしまうと次の日〜次の次の日に同じ芯に入れても小型鮎しか掛かってこないという。
次の良型が乗るまで日数が掛かる。
つまり、数は薄いが良型DNAを持った鮎は存在するという事になる。
川の鮎全ては取り尽くせない100u攻めれるとして2〜5%も釣れば良しとせねばならない。
残る鮎の数が圧倒的に多い。今(7/20)22〜23cmの鮎は順調に行けば8月上旬には25〜27cm 8月中〜下旬には27〜30cmに育つ。

9月には尺鮎連発の予感がする。

仕掛のセレクトの中で、掛けに行き8〜9割取り込む為には、オモリ・針・竿の3つの要素だけは例外を作っては行けない。
まずオモリ・・・・ど芯の底石にもたつきながら沈めるよりは竿が馴染みきるスピードが早い方が展開力も増し釣果も変わってくる。
引き上げ開始の時点では囮は底石にいるのが理想。
流速に合わしたオモリの打ち分けでより速く囮を沈める事。根掛かりは囮鮎が仕事をするのを嫌がって石の隙間へへばり付く時か、
不用意に竿先を緩めてV字型に仕掛をダブらせてしまう時に発生する。
原因が判ればそうしない工夫が出来るし根工夫をしなくてはならない。

針・・・ヤナギ・チラシ・錨でも大きめの針を準備しておく。
針先の長い針は掛かりはやや遅れるが深く刺さり、懐の深さでえぐりを大きくすると言う事。
瀬釣りは大針優位。 バレの原因は身切れ!身切れは針で止まる!

最後に竿・・・・大鮎の引きと激流の流速の中で引き合うPOWERをなめる事なかれ!
変に腕を信じ無理を承知で柔目の竿を出すと、破損〜流失の恐れあり。
確実に取り込める竿こそ明日への大鮎釣りの道を開く!
がまなら、ハーデスト81・90 シマノならアドバンフォース83・90
何より実績はフナヤオリジナル!
予算に応じた・必要に応じたLINE UPは超硬だけでも8アイテムある。
河川・時期・水位・仕掛・サイズ等で使い分ける超硬!
これこそ瀬釣りの理想であろう。

製品名 重さ 特徴 値段 鮎の大きさ
FM超超硬81 310g 瀬釣りチャレンジャーにお勧め 39800円 20〜30cm
FM超硬85 320g フルシーズン瀬釣り派向け 43800円 18〜28cm
FM超超硬88 325g 価格以上の実力を遺憾なく発揮 50000円 18〜30cm
SLV超硬90 295g 瀬釣りが上手くなる!?銘竿 140000円 17〜32cm
SLU超硬94 315g SLU90のLONG Version 140000円 18〜32cm
龍芯竿915 295g 研ぎ澄まされる感度。最高傑作 175000円 17〜32cm
豪龍竿U90 320g 大鮎対策!これぞ真の超硬竿 135000円 20〜33cm
SH超超硬85 315g 尺鮎が獲れる!を実証した竿 115000円 22〜33cm
撃龍竿U925
撃龍竿UK'sV