もう少し知りたい!平成30年 フナヤオリジナル鮎竿
早瀬 龍 HighPower90 maji
まずは奇を照らさないシンプルな本格派 早瀬 龍HP90はD社KSP-T・S社LIMPGP・G社KSPに匹敵する。
いやそれ以上の素材構成で仕上げている秀逸な小社お勧めの早瀬用ROD。
ネーミングも龍を背負う数多い竿の中でも 大御所である為「龍」の1文字で回りを威圧、し王道を歩みだした。
只、他社35〜40万円以上の竿優れた点は高度な塗装設備や塗膜マシーンで仕上られた塗装が良い点。
しかし、フナヤオリジナルは殆どの竿が無塗装(むとそう NON PAINT NP)工法で無駄な厚塗りで重くなったり、調子がダレたり、
感度が鈍ったりしない仕上工法を採用している為優劣は付かない。
炭素繊維は最大手の繊維メーカーから購入しなくてはならないのでクオリティの差はない。
例えれば すっぴん・素顔美人か化粧・厚塗り美人のどちらが好みか?!と言う微妙な所。
好みでかたずけられないのが購入価格。
早瀬 龍が¥163455(税抜)VS各社プライスリーダー鮎竿¥250000〜300000〜400000(定価・税抜)と明らかな差。
何度も言及しているが大きい組織を動かすと経費が大きく付帯してくる。
売る為の必要経費は計り知れない。
TOPクラスの鮎師は値段は割り切って考えていらっしゃる方が多く自分の好みのシリーズを3〜5年周期で買い替えるパターンが多いがここにも落とし穴があります。
それは製造側が仕掛けるシリーズの中でのマイナーチェンジです・
昔の名前のまま出ていても中身は変貌してしまったという良かれと思ってやり過ぎる結果です。
やはり竿を買い替える時は何だかの比較の対象と資料は読む事は必要な条件です。
概して言える事一番竿の事を熟知してるテスタークラスの鮎師は25万円以上の竿ならどこの竿でも同じクラスの調子であれば
使いこなしてしまいます。
小澤 剛さんFW御愛用・有澤さん監修AIR-Aは共に軽量先調子買い易い高性能ロッドで制覇してきた事実と実績がある。
良い物・値打物探してみて出会いを体験するのも楽しいかも知れない。
223g 早瀬調子 |
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163455円 (税抜・本体) |
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九節魂 斬龍855 急瀬H |
全長 8.55cm 235g |
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143636円 本体価格 |
赤と黒のコントラスト 赤い!紅の龍!鮮やか也。
と自画自賛しても「好み」だけは如何ともしがたい。
この竿の特徴は8.55m9継である事。
杓子定規・規格・セオリーがあるとしたら9m8本 8.5m8本 8.1m7本 7.2m6本だが
近年9m7本 8.5m7本というスリム感を、持たせた竿も企画され先を短く元を長くする設計意図で
今風な竿造りに参入チャレンジしてはいる。
先調子にする為にはまずは#1・2・3を250〜300cm以内 #4・5・6を380〜450cm位に
収めきらないと調子の優れた=先調子9mの竿にはならない。
7継設計での元竿は900-300-450=150cmとなり900-7継が逆に150〜170cmの元竿が必要な理由
でもある。
180cm位の元竿で先短設計の竿を創りたい!が夢だ!と幾度もなく語っているが調子優先で作れば元竿が
規格外のマンドレル・焼炉で新設・元竿自重が長さ分重く、負担増となる。
これ等のリスクが解消しない限り[I’m JUST a Dreamer」。
逆に何故?多節の竿が少ないのか!?
簡単です。「節が増えれば節の分重量が増します」
ではメリットは嵌合節・重なりが増えれば増えるほど曲がり難く硬くなります。
渓流竿が折れ難い(#1〜3以外)のも小節・多節が理由なのです。
開発・提案はユーザーの為が最優先 強いては釣具業界の為だと現実に近い物を実現させて行く事です。
8.5mは中河川で今や軽さ・機動力・さばき等9m=鮎竿の概念を一掃してしまいます。
9節の中折れしない強風に勝つ硬めの急瀬竿の開発・提案は大きな問題もなく順調に進んで行きます。
価格は造った本人が驚いた¥143637 重量も235gと最適量。
工場スタッフも「これは売れますよ!」の太鼓判!
しかし色合いが決まらず2〜3転・し掛けは早かったが途中で居眠り。イソップのうさぎ。
詰めの甘さは我が 人生。
御質問ありましたらメールにて尋ね下さい。
久方の自信作です。 竿