釣福論 22年度

平成22年1月10日(日) 明けましておめでとう御座います!
22年初の釣り情報、今年も宜しく御願い申し上げます!
兎に角、暖冬慣れしていたせいか12月半ばから断続的に続いている今年の寒波久し振りに冬の厳しさを痛感させられる気がする。
釣りも外海に面していない内側の釣りとなる。それでも北向きの風は冷たく厳しく釣りを思う様にさせてくれない。
今年は雪が降らなければ雨!と、晴れ間が少なく、寒気が吹き込むと氷雨は雪へと変わって、更に釣り師の出鼻を挫く。
冬の日本海「波の華」が出来る風景は字的・画像的には綺麗で情緒がある様だが、波の華が舞う様な日は北西・北北西の風が絶え間なく吹き荒む日でとても鑑賞をし続けたり、楽しんだりする様な光景ではないのが現実。
まだしも、釣りを目的に海岸線迄行く人は防寒具装備、それでも陽差しがない日は寒さが一際・・・・・・。年は取りたくないものである。
22年Startは期待するNEWSは余りないのが真実。寒いけど釣れる!なら我慢するが、寒くて厳しく、釣れない!となると期待して行く所か、情報待ちとなるのは致し方ない。試練や苦行を堪え忍ぶ修行僧ではない。釣りは楽しいものであり、たまに人より一匹でも多く釣れると満足するそう言う物で今年もありたい。・・でも、釣れないと思っても虫が騒ぎ出すのも「釣り」である事は貴方が一番御存じ。
平成22年1月17日(日) 大寒
大寒い!大寒である。
雪が降ったり止んだりが1ヶ月程続き、除雪した雪は駐車場の隅を山の様に、うず高く占拠している。
56豪雪以後、除雪体制は機動力もあり道路が閉鎖される事はなくなったが、市道や町道クラスの交差点の四隅にはタイヤショベルが押し上げた雪が情緒なく山積みされている。この雪が曲者で、触らなければ高さを天気に合わせながら高くなったり、しぼんでみたりしてなかなか解けない。雪が長いとダンプカー要請・出動となる。雪捨て場は普通は河川敷が一般的。
そう言えば56豪雪の時は、県庁お堀にも捨てられ4月末まで雪魂があったのを思い出す。
河川は山や支流や用水や河川敷からも水を集めて海へと水を返す。海水は太陽熱で水蒸気を発生、これが雲となり、雨に雪に変わり山々や平野にも潤いをもたらす。もう一つ河川で産まれ、育った鮎・桜鱒・サツキ鱒・鮭達は、自分の生まれた川の匂いがDNAに刷り込まれていて、あの荒波の大海から母なる川に戻ってくるのだ!「母川回帰」である。
この雪も春には雪代となり川の中でこんなドラマティックな事を演出する道標を形成すると思うと、我慢せねばならない気がする。
冬があるから春が待ち遠しい。雪が降るから・・・・・・・・・・。
平成22年1月24日(日) やはり暖かめの冬が良い。
先週の水曜は3月末の気温だとか、今週もスタートの日曜は快晴で暖かさの有り難みをしみじみと感じる。
駐車場の雪の山も心なしか遠慮気味に見える。
このまま春の天気模様になって行く事はないだろうが何か大きな山は越えた様な気配、雪除けで傷めた腰の痛みが治る頃が春か!
節分〜立春と2月になれば暦の上では春。前半の厳冬の分、後は春を呼び込む暖冬であって欲しい。
平成22年1月31日(日) 節分
そもそも「節分」とは、「季節の分かれ目」を意味し、「立春、立夏、立秋、立冬の前日」を節分としていた。現在では、立春の前日(2月3日)が節分と呼ばれている。旧暦では、立春が1年の始まりで4節分の中でも意味深く残ったのだろうが、節分、冬〜春の変わり目といえど今年は雪模様の天気、春迄もう少し時間がある様である。昔の事ばかりで恐縮だが、節分の日は厄払い・豆まきをする。
「鬼は外〜っ」で豆を外に「福は内!」で豆は家の中に、と教わった。豆と一緒に寒風に舞う雪の華が舞い込んでくる。節分の意味も良く知らなかった頃、節分が過ぎると春!なんて図式は道路一杯に降り積もった雪の多さからは連想すら出来なかった。
只、自家製の煎ったばかりの大豆の香ばしさだけが子供の頃の節分の思い出だ。
平成22年2月7日(日) やはり北国・・・・・
2月は暦の上では・・・・・の通り先週は見事な?冬パターン。
吹き荒れる風は北西の寒風。降りしきる氷雨をみぞれに、雪に変えていく。真冬に逆戻り。釣りも場所と状況を瞬時に判断しなくては逆に危険を伴い、お勧めも出来ない程の荒れ模様。釣りって竿を出せば・・・・じゃなくて、風向きや波気・潮回り等を考慮して、何処で竿を出せば・・・どういう展開になるか・・・・・・・を想定して釣り座を選ぶ方がBETTERだと思う。
釣具店で良くあるパターン「何処へ行けばいいですかね?何処が釣れますか?」これを普通だと思う人は・・・・・・・・。
狙う魚種と持っている竿の種類位は教えて下さい。正しい釣り方に近い方法お教えします。釣りが上達します。
荒天の日は入れそうな風裏御相談に乗りますよ。
平成22年2月14日(日) 春遠からじ!!
先週は大阪・今週は横浜で、釣りの祭典「FISHING SHOW」が催された。
各社今年を占う、春〜夏の新製品を展示し釣りファンにアピールする。
これで、釣具業界に春風が舞い込む!?
平成22年2月28日(日) 冬から春へ
先週は日中気温20℃を越える日が2日もあり、4月下旬並みの天候だとか。汗ばむ様な天候、やはり灰色の低い空より燦々と輝く太陽と青い空が、釣りには似合う。
思わず、防寒具を脱がずにはいられない陽気だったが、日没後は防寒具復活。2月だもの・・・・・致し方ない。
時間は流れ早3月!  3月!は春の響き。
平成22年3月7日(日)   3月  啓蟄  彼岸
啓蟄から彼岸の入りと、聞くだけで、春らしい気分になれる3月、去りゆく冬も残雪に名残を僅かに感じさせるが、駆け足で春の足音が聞こえ出す。
釣り物は、急に変わり出しはしないが確実に、上向いて来る。 下がりきった水温・気温とも生物達に、ゆっくり、春が来ている事を教える為、除々にしか変化せず少しずつ慣れさせていくのも自然界の摂理。
季節に誘われ釣りに出掛けて、即、大釣りとならずとも、諦めず、辛抱が肝心な時、3月上〜中旬でもある。
平成22年3月14日(日) 彼岸の入り〜春分の日
暑さ、寒さも彼岸までと言われる頃まで、ようやく?来た。
月日の経つのは早く感じるが、如何せん、雪や氷雨が続く冬はどうしても長く感じる。
活動的な時間は時の流れを追い越す勢いで時間を費やすが、待機して非活動的な時間は漠然と持て余す事が多く、長く感じる原因であろう。陽気に誘われ、出掛ける事も億劫でなくなる。釣りも出掛けなければ釣果にありつけない。
春を告げる話題が、聞こえ出す。季節を目で、肌で感じる事で人が自然と共存する意義を更に感じ取られる。INからOUTへ!
平成22年3月22日(月) 春の嵐
黄砂が舞、空が灰を抱えた様に、一面黄土色。もの凄い量の黄砂が中国から飛来してきた。
雨が降ると車に付く水滴が土に変わる。アッと言う間に土埃の中を何時間も走ってきたサファリラりーカーの如く変身してしまう。
毎年の春先の出来事だが、強風と大粒の雨と共に偏西風に乗ってやって来た黄砂の嵐は釣りと予定していた連休の一日を駄目にしてしまう感のある強烈なカウンターパンチでもあった。
全体的に考えると、これも異常気象の一例かと思われる程、度が過ぎる砂塵・春の嵐の一日だった。
巡る季節の一日一日は覚えきれないが、全般的には今の所、釣りには悪い条件が多い様だが、いよいよ春を迎えようとしている春分の日、釣りを趣味に持つ方ならじっとしていられない時期でもある。出掛けよう!春の思い出造りの釣りに!
平成22年3月29日(月)  桜前線
春の象徴である桜の開花情報、いわゆる各地の桜が満開になって日本列島を北上して行く桜前線。福井はここの所の冷え込みのせいもありまだ、蕾のままである。春らしくない天候は続き釣り人もいささか業を煮やしている感じ。
雨が降ると水中活性が良くなるといわれるが、地上の人間は、雨中に竿を差す事メリットを感じる時期ではないと判断してしまうのか。
毎週、海を見に行く(釣りをしに行く)私だが、先々週以前の様子と、先週の様子では小魚の群も増え、時折見えるボラの姿や動きにも躍動美が見えた様な気がする。でもやはり釣りは晴の日が快適で良い・・・・・・・・・・・・・・・・。春よ来い!明日天気になぁれ!
平成22年4月4日(日)  桜 咲く!
寒かった様な気がし、桜の開花も遅れる様なつもりでいたが、例年よりも2〜3日早い開花だそうだ。
まだ、満開とまでも行かないが桜咲き、いよいよ春となる!と言う季節が到来した。
四月は新生活が始まる時でもあり、新しい何かに向かって旅立つ時でもある。
釣りにも絶好の時期となる。厚いコートは脱ぎ捨てて海に、山に行こう!自然界も新しい息吹で春を奏でているに違いない!
平成22年4月18日(日) もうすぐGOLDEN WEEK
新年度が始まり、慣れないネクタイや規則正しい通勤タイムの混雑にもようやく慣れて来た頃の新社会人を一服させるGWももう直である。ここへ来てようやく天候も良くなりつつあり春!と言う言葉が似合う頃となってきた。
福井新港の稚鮎も河口周辺に集結を始め10〜12cmの大きさに成長しているとか。
春を越え息吹の初夏の感さえするNEWSである。ともあれ春の長期休暇釣り物も大型から小物まで楽しめる時期。
家族連れで釣りを通じて語り合うのも良し。自然を満喫して仕事の疲れをリフレッシュするも良し。OUTDOORの時期だ。
平成22年4月25日(日) 稚鮎放流の時期!チヌ のっこみ!GOLDEN WEEKは何する人ぞ!
例年4月下旬から県内水面種苗センターより稚鮎の出荷〜放流が始まる。
春の暖かさを感じるGW前だが、今年はまだ肌寒く感じる北風が強く吹き込むと言った寒く感じる日もまだ多く出荷を早める事でのマイナス要因も含め実施されていないがGWの前後には元気な稚鮎の生命の戦いのスタートが始まる。
水温や気温を見て放流する訳でGW頃は人と同じく寒くもなく、暑すぎる事もない環境である。
近来冷水病なるウィルスで感染する鮭科が掛かる低水温に適応出来なくなり遡上出来ずに下流に下ってしまう病気が河川に蔓延し放流鮎の歩留まりを悪くしているのも事実である為放流のタイミングを見据える各漁協の苦労も絶えない。
しかし、山の雪代も溶けて水面の温度も緩む頃、五月である。釣りを趣味にしている人は自然の移り変わりにも敏感で、季節感を釣れる魚で判断も出来る粋な人も多い。旬の魚という言い方があるが旬を味あえる多くは釣り人の特権ではなかろうか!
平成22年5月2日(日) 黄金週間
大企業の連休は最大11連休とか・・・・日経平均が乱高下する中「MADE IN JAPAN」は健在?!なのか。
反面それだけ日本は画一化していないとも言える。この大型連休を支える労働力があってこその日本経済と考えるべきか。
ともあれ、小学生ならずとも休みは嬉しい。釣りに出掛ける前夜は「遠足前夜」のそれである。
大人げないのではない。童心に帰るのである。結果は・・・。それでも連休!明日があるさ!釣れれば・・、明日もあるさ!黄金週間!
平成22年5月9日(日) 母の日
暦の上では「立夏」も過ぎ、ようやく「寒い〜っ!」という思わず発した言葉も「暑〜い!」という言葉に変わってきた様である。
思えばほんの最近まで冷え込みが強く釣りにも出遅れ感があったがここへ来て釣況も一変した様である。
釣りに帰省にと、連休疲れという事はないが、休みを利用し日頃出来ない遠出をし渋滞やUターンラッシュに会い、休み疲れを癒す休暇が欲しい方もいるのではなかろうか!?そう言えば5/9は「母の日」、一年中家事・仕事に追われる「奥様」に何よりも感謝を込めた言葉「有り難う!」を、今日に限らず言える事が疲れを癒す「母・・・女性」に対する一番のプレゼントの様な気がする。
平成22年5月23日(日) 梅雨?
沖縄は梅雨入りをしているが、今週は全国的に雨模様の天気となりそうだ。
梅雨入り!?ではないだろうが6月は雨の月である事は歪めない。年初から悪天候続きで冬が長く、雨ばかりで春が短かった気がする。そして、5月も雨・・・・雨・水が万物の起源ではあるがこう悪天候続きでは生活に影響が出る。野菜の高騰が叉続きそうな気配。
畜産牛・豚のウィルスも何れは家計圧迫に及んでくるのだろう。5〜6月は全国河川で鮎が解禁となる。鮎も雨よりも陽差しを好む魚種だけに解禁当初の長雨や気温低下は望む物ではない。ギリシャ問題を発端にユーロ圏・米国をも巻き込み、日本経済にも影響を与えつつある世界株安と悪天候による流通経済悪化のダブル打撃にならない様お天気だけでも庶民の味方であって欲しい!
平成22年5月30日  6月 鮎解禁 間近
あまり5月らしくない天候続きで、低水温で生育が遅れていないかが、やや心配な各河川の鮎の状況。全国的にも良型で18cm程度が放流鮎のサイズ。大型〜12cm位まで解禁当初はばらつくのがセオリー。
天候が良くなり陽差しが強くなると「若鮎の如く?」強い瀬を好んで縄張りを造る。いわゆる友釣り方程式が完成する。
鮎釣りは高級な竿ばかりのイメージか若者の参入者がやや少ない。若者=ルアーフィッシングのイメージが強いが釣りの共通性、引きを楽しむ、掛ける工夫をする事で釣果が伸びると言う事は一緒である。違う事は河川に入る為に遊漁料というお金を支払う事。
勿論、釣れるが為に支払う放流魚資金に回される事は言うまでもない。有料=保証がある程度ある訳である。
スキーの様に一日券もある。日本人の持つ細かな感性で楽しむ釣り、髪の毛よりも細い糸を駆使する等のハイテクさも満載でもある。
老眼鏡が必要な我々よりも、若者が覚えると素早く作れる仕掛けも入門編から上級者編迄・・・・・!さぁ解禁は近い!やってみる?
平成22年6月6日(日)  6月は鮎!キス!
入梅も間近であるが、6月は天候には比較的恵まれている。太陽の恵みは生物を元気づけるエネルギーを持つ。
海水や河川の水温も外気温に左右される。水槽の金魚が寒い時期にはじっとしてしまうのは哺乳類の様に定温動物でなく変温動物の為水温に影響され身動きが取れなくなるからが主な理由。
故に気温の上昇は釣り物の魚達の活性を良くする。これからが旬の夏の魚、キス・アジ・鮎は好天が何よりの栄養である。
平成22年6月13日(日)  河川はお祭!
梅雨の気配がするのか、昨日までの天気が、今日からしばらく崩れそう。
例年なら「梅雨入りか!?」で済みそうな雨模様も、何故か「叉雨か・・・・・!」の気分。
短い夏とならねば良いが・・・・。
平成22年6月20日(日) 夏至・W杯サッカー
一年で昼が一番長い夏至・「時」を目安にする物がなかった頃は日の出と共に起き、日没迄労働をする事が普通であった。
電気もなく、天然の油やろうそくで灯りを取り日没後はさぞほの暗いすすけた灯りの元での生活は想像を絶する。
日本美の世界に「耽美」があるが・ほの暗い・ほの明かるい光での芸術である。
現代の世界では遠く南半球の国・南アフリカで行われている「サッカーの試合」をリアルタイムで見られる。
3D映像も造るという。明るさの恩恵で文明も急ピッチで発展した。今は資源の無駄遣い様にが太陽にも地球にも優しい我々がなすべき最優先の事でもある。そういえばAPEC  FUKUIも無事終了した様である。
平成22年6月27日(日) 半夏生

半夏生は夏至を3つに分けた最後の期間つまり、夏至から数えて11日目の7月2日頃から七夕までの5日間が半夏生だが、福井県・大野市ではこの期に焼き鯖を食べる事があまりにも有名。田植えも済ませ労と疲れを労う事で定着した風習らしいが夏ばて予防に受養の着く食べ物を大野城下に住む者全てに徹底させた。若狭路にも京へ向かう「鯖街道」が存在するが、福井の海は昔は「鯖の宝庫」であったのだろう。今では食卓に並ぶ「鯖」は北欧・ノルウェー産が多くなりつつあるが、伝統・文化は守り続けたい。

平成22年7月4日(日) 梅雨〜梅雨明け
気のせいかも、判らぬが、梅雨時の雨の降り方も、昔?はもうちょっと情緒があった様な気がする。
と言うのも、一局集中的な豪雨・南の国のスコールの様な降り方が多くなって、シトシトと雨だれの音を楽しむ様な降り方でない気がする。紫陽花と蝸牛とカビが幼い頃の梅雨のイメージ。柔らかく降り続く雨の中、傘を差して足羽山の紫陽花の葉っぱに付いた蝸牛を採取するのが恒例だった。シトシト感もなくなった様に、エアコンの除湿機能のお陰か、ジメジメ感も感じる事が少なくなった。
忙しなく首を振り続ける扇風機、回り続けて悲鳴を上げそうなモーター音、何故かカバーに着けた数本のリボンがたなびく姿に清涼感を感じた物である。梅雨時の雨が真夏の水の供給等に大事な役割を果たすと思うと梅雨も愛すべき現象と考える。
増水で茶濁した河川を眺め、川の中の鮎達は大丈夫だろうか!?と心配するのは梅雨明けを待ち侘びる釣り人。
平成22年7月11日(日) 陰性&陽性型梅雨
梅雨前線が日本列島に停滞するか南側の太平洋上に停滞するかでジトジトの梅雨になるか高温の日も多く集中豪雨が多発する梅雨となるかが決まるそうである。後者を陽性型梅雨というらしいが陽性と言っても「好天が続く空梅雨」状態ではなく、ゲリラ豪雨に高気温というタイプである。集中豪雨は災害を起こしたり、河川を濁らせて今シーズンの鮎釣り等をさせてくれない。とは言っても、じっとり降り続く雨が毎日の様だと「RAINY BLUE」だ。何事も過ぎたるは・・・・・・である。
平成22年7月18日(日)  梅雨明け!!? 夏 本番
先週までの雨が嘘の様な、青空。まさに夏!
気温も鰻登りで30度を突破。熱帯夜にはなって欲しくない。
平成22年7月25日(日) 猛暑→激暑!
梅雨が明けました!猛暑が続きます。気象台発表の気温よりコンクリートからの反射放射熱もあり3〜5度高めの体感温度を感じるのが普通の生活での暑さである。こうなると、身体が水を求める。口も喉も手も足も全てである。
仕事を終えた後の冷えたビールの為に仕事をしている感がありそうな時期でもある。
海へ山へ「水と親しむ・親水の時期でもある」安全確保と留意をして水と親しみたい。
清流は冷たく清らかである。生命の源を感じ取られる。そんな場所で釣りをし、釣り立ての魚を食す釣り人の特権でもある。
平成22年8月1日(日) フェニックス祭りに思う
フェニックス祭り。戦災から立ち直りかけた昭和23年、福井を襲った大震災で壊滅的被害を被った福井市。
2度の災害から不死鳥の如く甦った街、福井。市民憲章も「フェニックスの誓い」という憲章である事は福井市民にとって誇る事である。
ふくい祭りという呼称からフェニックス祭と変わったのがいつだったか記憶がないが、福井に長く住んでいる人間の慣れ親しんだ夏祭りは8月1・2・3日の3日間という思いが在り過ぎて企画されるイベントも金・土・日と変更され、市民参加型の提案と共に今年はいつから始まるの?!始まったの?!と少し寂しい気がするのは私だけであろうか。特に花火は初日開催で、お祭のフィナーレを飾る!もの=花火=余韻という情緒がなくなった様な気がしてならない。夏は打ち上げ花火の華麗さを縁台を持ち出して家並み・ビルの谷間や更に上空にひらく花火を見上げると言うような「昔ながらの風景」を残す事は出来ないのだろうか!?
釣りの世界でも「昔からの道具は近代化」されてはいるが受け継がれる「釣りの情緒」は不変的な気がする。
平成22年8月8日(日) 盆
暑い日が続く。今週から来週にかけてはお盆休みの企業も多いはず。遠く故郷を離れている者にとっては、盆と正月位は帰省するかと思いきや、最近の若者の指向はレジャー優先的考えが多い。昔と違い帰る気になれば、車・汽車・飛行機等交通手段は沢山あり、時と理由を選ばない!と言う。
仕事も奉公に行っているから、社会貢献する!に認識も変わり、巨大経済は休みをサポートする役目の働き手でフル稼働する。
ともあれ、レジャーに、釣りに、休養に有意義な時間を過ごし、英気を養い次週からの仕事にリフレッシュして暑さを乗り越えて行きたい。
平成22年8月15日(日) 終戦記念日と「うらぼんえ」
倉本 聰 脚本の「帰國」という番組があった。戦争で痛ましくも成仏出来ないで犠牲になられた霊が現代日本に帰国変わりすぎた日本を正論で語っていくストーリー。
その中で「親子の絆」に関しては昔も今も「人としてなすべき事は不変でなくはならない」と諭す。浅田次郎の「うらぼんえ」のちえ子の窮地にも祖父の霊が諭しに現世に出てくる。
これも「人・夫婦の絆を不条理な理由で破壊する事への霊の怒りの行動である」なんだか抽象的な話になってきたが、人の善悪は一般人が大半正しいと信じた道を進む事が常軌であろう。宗教的裏付けはなくとも「感謝の気持ち」「反省の気持ち」は何事に対しても感じているべきだと思う。
釣りも釣り場への感謝があれば汚す事はしない。獲物への感謝の気持ちがあれば美味しく食べて欲しい。食べない魚はリリースしたい。  お盆にふと思った事。
平成22年8月22日(日) アオリイカ出現と捕獲サイズ
8月の盆過ぎ頃から海水浴をした人の多くから「イカの新子が見え出したよ!」と頻繁に聞く様になった。
アオリイカシーズンの開幕である。現在親指サイズ〜中指サイズが主流であるが我々が餌木やエサで釣り始めて良いのはどの位のサイズからなのか!?論議の的である。
勿論稚魚を乱獲する事は将来性に問題を残す様な気がするが資源枯渇の元凶は産卵する前の親魚を乱獲する事の方に問題があると思う。
自然界は弱肉強食のルールが歴然と存在する。小アジ・小鰯等はアオリイカやセイゴに捕食され、子イカもセイゴ・フクラギ等にどんどん捕食されていく。
水中での出来事は、想像に余りある壮絶な物である。釣れる環境としては餌になる魚=ベイトがいなければ自然的に次の効果が生まれ出てこないのも事実である。
そう言う環境になりつつある今、現場に行って「子イカは釣ってはいけない!とは言い切れない様な気がする。
小さき物や、か弱い物を力でねじ伏せる好意は勧めるべきではない事は当然である。
しかし、竿でこの時期のアオリイカを上手く釣っても10パイ前後である。興味は示すがファイティングモードに入りきれないサイズがまだ多くイカと戯れて時間が過ぎる。
自然の摂理に従うべきなら、産卵時期の魚種・魚体の保護こそが次期世代の資源となりうるのではないだろうか!?
竿で狙える、釣れる量は知れている。漁業者の全てではないが竿の届きそうな範囲に網を刺す、時化以外は刺し放しの地域もある。親イカや、のっこみの魚も一網打尽である。
釣り人の多くは、専漁者と釣り人の境は心得て要るはずである。
専漁者の方々も寛大な気持ちで、釣り人に小さな楽しみと権利を残して下さると自然の輪廻がもう少し上手く回る良いな気がする
平成22年8月29日(日) 残暑も猛暑
立秋(今年は8/7)を過ぎ秋分迄の暑さの挨拶を「残暑厳しく・・・・・」「残暑御見舞・・・・」と言うのが通説であるが、今年は、残暑も酷暑・激暑である。
エアコンの効いている部屋で生活・仕事をしていると外の暑さは判っているつもりでも、現実、外に何時間かいると「熱中症」が何かであるかが判る気がする位、本当に猛烈に暑い!
汗が噴き出してきてサウナにいる様にしたたり落ちる。我慢のしようがない・・・・・・・・・・・・・・!?昔、ちょっと前までは文明の利器に良くしていなかった。でも相当暑かった。
子供の頃外から帰ってくると、バケツやタライに浸かった西瓜がトマトが胡瓜が打ち水されてあった。近くのお蕎麦やさんからかき氷の出前も盛んにした様な記憶がある。
日々の生活の中に小さい「涼しさがあり」暑さを忘れる訓練が「パブロフの犬」のように出来ていたもかも知れない。
しかし、時間帯によるが「海釣り」は暑い!しっかり給水準備を忘れずに!
平成22年9月6日(月) 秋が・・・・・
余りの猛暑の為、今年は夏が長く、秋がない!一気に冬となるのでは!?との冗談もその気になってしまうが、やはり秋らしさは朝夕の吹く風や日没時の早さや夏終盤を告げるかの様な蝉,ツクツク法師の鳴き声に感じられる。自然の摂理で稲穂は頭を垂れ、鮎釣りで釣れた鮎の腹には片子をはらんでいるのもいて年魚の晩秋への準備の始まりを感じる。
涼しさと共に釣り物も増え出してくる。魚達も暑さに耐えきれず避暑をしているに違いない。9月、秋らしくなると釣りも本格的になる。
平成22年9月12日(日) 一気に秋に・・・・・
先週は台風9号が気象台観測初の福井県上陸という快挙?で県民を驚かした。
幸い大きな被害は本県にはなかったが、そもそも台風が日本列島に接近〜上陸するのは、夏特有の大平洋高気圧の張りだし勢力が弱まっている証拠である。
台風接近こそが秋を知らせる。朝夕の涼しさは寝苦しさよりの解放感を感じ爽やかな目覚めすら覚える。
いよいよ、収穫・実りの秋本番だ。20数度もあった海水温も秋風と共に適水温に戻り始めている。
シルバーウィークも近く行楽の季節でもある。目で木々の彩りの変化で秋を感じ取れる時期でもある。あの猛暑からも解放され釣りにも絶好の時期となりつつある。
平成22年9月19日(日)  シルバーウィーク
暑さ、寒さも彼岸まで。の先人の教え通り薄着でいると肌寒さすら感じる日さえある。
8月のあの歴史的な酷暑は何であったのだろうと記憶が遠い出来事の様にすら思えてしまう。
今週は連休と23日木曜が休みと言う変則ではあるが有休を使えば・・・・・・・・の行楽に持ってこいの一週間でもあった。
釣りも場所によっては駐車スペースがなくてUターンし、別な釣り場に移動せざるを得ない光景も見られた。適温での快適な釣りが出来る良い時期である。
釣果に恵まれる方に越した事はないが秋の涼風とざわつき始める海の景色、夜は秋の名月を見上げたりで、喧騒の中でPCしか見詰めていない疲れの溜まった「眼」や「心」に自然から感じ取られ癒される精神のクールダウンをさせるべく釣りに行ってみるのも秋の一日を過ごす良い方法かも知れない。
平成22年9月26日 (日) 晩秋の気配さえ
猛暑の今夏、冗談的会話の中で「今年は夏が長くて一気に冬になるよ!?」なんて「秋なし論」が気象予報士さえ言いそうな天候だった。
それが、9月は雨と寒暖の差が激しい日が続き、就寝の際は何を着て、どんな掛け布団を羽織って寝るべきか思案さえする。
今年は、そう言えば夏〜初冬に掛けて海岸線に悠々と泳いでいる「越前クラゲ」の群れも見受けられない。東シナ海の春の水温が低かったのが発生を減少したとか。
中国から流れて来るのは、潮流北上の所為であるが呼び名は「日本語」その内日本固有のクラゲだ!なんて都合の良い事を中国政府から言われるのかも知れない。
尖閣列島占有論理のすり替えの様に!海に囲まれた日本海産資源は「日本人の重要なタンパク源」である。領土問題も経済水域という漁の範囲に及んでくる。
北の国後〜色丹の北方領土・西の竹島・東の沖の鳥島と漁業国日本、外交政策の方向性如何によっては食卓に魚の変わりに「クラゲ」が出る様になる?!かも。(笑い)
平成22年10月3日(日) 体育の日
晴の特異日としても、確率の高い10/10は東京オリンピック開催を記念して設けられた祝日だが、オリムピックは東名高速・東海道新幹線を開通・開業へと導いた。
この動脈は今も日本経済を形成する脈々たる流れを保ち続けている。
反して福井は新幹線が就かないばかりか、嶺南・敦賀小浜ルートは県民の意志とは全く違うところにある様な気がする。
こういった利便性の悪さは、自然環境と言った分野を残す物だが、原発立地といういわゆる迷惑施設がより関西に近く、過疎であるがために増え続けた。
ある釣りの名人が昔こう言ったのを思い出す「いくら魚が釣れても、原発回りでは、趣きと言う物がないのぉ。」皮肉と言おうか、本心と言うべきか苦笑するしかなかった。
釣り場はみんなの物だが越前海岸に並ぶ車の7割は他府県ナンバー。美味しい所だけ摘んで行かれる気がしてならないのは、原住民的ひがみだろうか。
夢ではあるが以前の様に福井新港が自由に解放されれば釣り場も混雑が緩和される様な気がする。
いっそ一部釣り公園として有料解放すれば・・・・・・・釣り好きの人間の浅知恵であるのだろうか。
10月10日(日) 政治と釣り
305号線は風光明媚な国道として観光バスも敢えてすれ違いが困難と判っていながら通行する程である。子供の頃の記憶を辿ると、鷹巣海水浴場に行くにはバスが山肌ギリギリを通らなければ着かなかったし、厨方面に行く事は一泊する事を意味する程交通の便が良くなかった。高校時代の同級生に越前町からの友達が2人いたが、彼等も福井市内で下宿をしていた。今だったらバスで通学も可能である様な気がする程道路が整備されている。
305号線は特に落石事故や道路陥没事故が重なり、山の中に迂回して行く道路すなわちトンネルで寸断されたルートを復旧させる方式である。
道路拡張と共に港も外洋を埋め立て巨大化している。5年・10年・20年前とは様変わりは激しい。
釣りをする者にとっては自然の様子が変わったり、逆に釣り場が増えたりだが、行政側は勿論釣り人の事は思い描いて竣工はしていない。
政治で好・不景気が左右される時代である。ハートフルな環境にも、住民にも、釣り人にも優しい施設を造ってくれる政治家は・・・・・!そんな人はいないか!
平成22年10月17日(日)  余すところ後・・・・・・・・・・・
芭蕉でも、浦島太郎でもないが、月日の経つのは、本当に早い!今年も余すところ後2ヶ月余り、100日足らずとなってきた。
別に、時間が過ぎていくだけと思っていたのは、若い時、年を重ねると何かと、節目で区切ろうとする。そんな年齢に自分自身もなった来たのだと思わせる。
11月 晩秋である。蟹も解禁となり、魚も脂が乗り出す「日本海・秋の味覚」本番を迎える。
魚達が美味しいのは、水温が低下し始め、脂肪を蓄えて厳しい冬を乗り越える準備に取り掛かる事をも意味する。
まあ、いいじゃないか、釣り人にとっては今からが大物の時期,フクラギ・スズキ・鯛やヒラメが・・・・鯛やヒラメ・・・・やはり浦島翁ではないが光陰矢の如し!
平成22年10月24日(日) 原子力の日
知らなくても良いのかも知れないが10月26日は原子力の日である。
1963年(昭和38年)10月26日、茨城県・東海村の日本原子力研究所の動力試験炉が、日本で初めて原子力による発電に成功したのを記念して設けられた。
福井県は全国にある原子炉55基の内、14基が稼働する全国一の原発立地県であることは個人的には余り自慢出来ない有り難くないNO1である様な気がする。
しかし、貢献度は素晴らしく、関西方面へと山を縫う様に建てられた鉄塔と見事に張り巡らされた送電線は関西圏経済の一翼を担っていると言っても過言ではない。
クリーンで安全な資源が謳い文句の原子力発電、ならば、原発と人の融合と協調があれば、もっと素晴らしい。使えない・拒絶される場所が増える一方の様な気がする。
現状以上開発希望のない福井新港も然りで、使っていないからと言って、もともとあった自然への復元は不可能である。
三国や若狭の海を釣り人が自慢するには余りにも規制が多すぎる。
22年10月31日(日) 11月。
同じ事の繰り返しばかりしているせいか、劇的な変化が少ないせいか、淡々と流れて行く時間が多い為であろう時が待ってくれなく早、11月である。
晩秋〜初冬は寒さの具合と回遊魚の釣れ具合で人の出が極端に変わる。
本当の?釣り好きは多少の荒れを好んで釣行した。だから雨具・防寒用品も高価で機能性の優れた物に強いニーズがあった。
防寒具や雨具でも驚く程、価格破壊の商品の台頭が目立つ。勿論、中国製品であるが、安くても寒くなったら釣りには行かないと言う最近の釣り師は値段や生産国とは違う物の見方をしているようである。釣具業界、幅広くレジャー全般が低迷するのもレジャーの多様性が、寒さに向かわせる免疫性を失わさせてしまったのだろうか。
平成22年11月7日(日) 立冬
暦の上では立冬、初冠雪もあったし北国の冬の気配は駆け足でやって来る。
冬の入り口が立冬、冬の味覚「越前がに」も解禁となり、これからが荒海の日本海へと出船する厳しい漁の日が続く。
今年は11月現在、水温も魚達にとって適水温である20℃位である様で釣り人にとっても絶好の時期と言える。
海流と気象条件は密接な関係がある事はエルニーニョ現象等でも良く知られているが、太平洋の黒潮暖流が接岸する様に流れる地域・高知・和歌山・静岡等は一年中温暖な気候であるのも海水温が温かい為で、一つの例を挙げると、東北や北陸地方では考えられない「11月末〜12月初旬迄・鮎の友釣り」が出来る河川が多くある。
日本列島の四季の変化や地域性の寒暖差を考えると小さくても細長い列島の「立冬の妙」を感じる。
平成22年11月15日(日) ふと、思う事
釣りも、ある意味スポーツであり、手軽に出来る娯楽でもある。そう言う意味合いでは「教える。習う。」という事と「伝承のゲーム」でもあると思う。
独学で釣りを始め極める方もいるが、子供の頃に、年上のガキ大将に勧められて釣りを始める、親や兄弟に連れられて釣りを覚えるといった自然との対話・遊びの中で上達、工夫をしていくのが昔からの「釣り好き・釣りキチ」と言われる人達の動機であった。
遊び場が、川辺であったり、海辺であったりするのも自然発生的な釣りへの導入線でもある訳だが、最近は、インドアの遊びが多様化したり、子供が集団で遊ぶ事が少なく、集団化しても組織の中でするスポーツ・野球・サッカー等が主である。
環境が変わって、遊び方も変わってしまったと言えばそれまでだが、「釣り自体が低迷・若者の参入が少ない」要因には、少年期に目上の者が「遊びの中で教えるコミュニケーション」が一人遊びの「釣りのゲーム」に転換したり、アウトドアスポーツ・自然に親しむという事に不慣れな子供達が多くなりすぎている事も伏線である様な気がする。。
平成22年11月21日(日) 青物好調!
昭和58年頃と記憶するが、80〜100cmのヒラマサが九州〜山陰〜北陸の日本海の磯からも釣れ出し、ヒラマサブーム・離島遠征ブームが全国的に始まった。
竿の素材もポリエステル製もまだ幅を利かせていたが、この大物ブームの渦中では、反発力不足を露呈し、市場から消え去る運命となった。
カーボン全盛時代の幕開けは高性能を求められて、始まった。つまり市場が製造側に「商品」を求めたという売れないはずがない構図である。釣る為に投資をする。
これは釣り人に限らず、ゴルフ・スキー等々道具を使うスポーツや仕事でも技量と一致又はSTEP UPさせてくれる物としての価値観があれば高額な投資も、あがなち間違いではない。NEEDSが使い手側にあるいわゆる「自由主義での理想的経済消費原理」である。
どんな業種でもブームが起きれば参入者も増え、企業も潤い、雇用も増え、就職氷河期と言われる事も減るのであろうが・・・・・。
釣りの場合「釣れなければブームはまず起きない」・自然環境や・生態系の維持・改善から始めなくてはならない。「汚すまい!明日もみんなが来る釣り場」の標語が最初の一歩。
平成22年11月28日(日) 師走
早12月、師走である。
12月は、新しい年を迎える為に、やり残した事や、終えなくてはならない事の整理等々をせねばならぬと考え出すと一気に気忙しくなってくる。
あれもこれもと、気ばかりが焦って、なかなかはか行かぬが現実であり、毎年同じ事の繰り返しの様な気がする。
日頃からやっておけば良いのだが判っているが,嫌な事はつい後回しになる傾向は誰しもがそうであると思う。
釣りの道具も然りで、使い放しで悪臭がしたり、潮がいこって外れない、廻らない、金属疲労で朽ちてしまう事も珍しくはない。
大事に扱っていれば竿等は10〜20年と持つのは普通である。
年末までの掃除の中に「釣り道具の手入れ・後始末」のスケジュール等も作って置くと「初釣り」も気持ちよくスタート出来るはず。
年末まで釣りを楽しみ、年始から釣りに出掛ける方々はその範囲ではないがその様な釣り大好きファンは「こまめ」であって、不思議に日頃から手入れが行き届いている物である。
平成22年12月5日(日) 大雪・ストロー現象・上り潮
雪が降ってもおかしくない「大雪」の頃となったが、東名高速道から北陸道に入ると行く手を覆う暗灰色の低い雲が如何にも「鉛色の空」と表現される冬の北陸路の厳しさを想像させる。あの雲を見て嬉しくなるのはスキー場関係者だけではないかと思う程、見るだけで意気消沈する人の方が多いと思う。
その雲の下に入ってしまえば、それなりの生活のりズムがあるのだが通り掛かるだけの人々は「冬=非生産性」と見なして仕舞う様である。
冗談に「12月からは冬眠です!」の会話に大きく頷く人も多い。
動物の様に休眠出来れば良いがそうも都合良くは行かないのも現実、冬でも都会の人同様生活して行かねばならない。
東北新幹線が全線開業され東京〜青森間も3時間20分。されど北陸新幹線 敦賀〜福井〜金沢間は着工も未決定。「冬的・非生産的話題」であろう。
交通の便が良くなり都会に人が吸い上げられる事を「ストロー現象・スポイド現象」と言うが福井から「上京」を意味する東京行きはこの現象以前の問題でもある。
釣り用語で上り潮・下り潮という言い方があるが、これは都に向かう流れを「上り」逆を「下り」というが、福井では上り潮は「京都」方面に向かう潮を指す。
勿論、歴史的な兼ね合いもあるが、冬になると、ストロー現象・スポイド現象でなくても東の都・京の都への思いは天候と共に強くなる様な気がする。
平成22年12月12日(日) 行く年来る年
15日から年賀状の受付が開始される。TVのCMでもこの時期は年賀状に関わる会社のCMが目立つ位に多く入る。
住所管理から製作・印刷まで、昨今はPCが大活躍をする。手書きの様でパソコンが打ち出す文字も今では当たり前である。フォントの他サイズ調整・画像の挿入等々昔では考えられない業務までこなしきる。
以前は、宛名書きの文字を見るだけで,差し出し人が誰であるか判る位見慣れた文字、特徴のある筆跡で懐かしさや思い出が蘇る友人からの賀状も沢山あった。
良いか悪いかは別とし、形式的・形骸化されてくるのも致し方ない程の量や枚数を機械化する事は合理化なのだろう。
釣りの仲間や釣り宿から来る賀状には、匂いがする様な気がする。釣った魚や釣り場の写真入りの賀状は作り手のメッセージを熱く感じる。
趣味を主張出来るのも年賀状のテーマであろう。反面12月は欠礼の葉書も届く時期であるがその中にも行く年月を感じてしまう。
悲喜こもごもの師走 中頃、釣りに行く時間をさいて賀状作りに精を出そうか・・・・・・・・・・テーマの材料・ネタを探しに行こうか!?。
平成22年12月19日(日) 冬至
2010年のカウントダウンが始まりつつある。
年末の所為か、雪空の為か、はたまた日が短い為であろうか一日が気忙しく過ぎ去っていく様な気がする。
そう言えば12/22は冬至。一年で一番日照の時間が短い日である。4時半頃がトワイライトゾーンで5時を回ると真っ暗になる。
体内時計と目で感じる時間が実際の時間と一番ズレを感じる頃ではないだろうか!?
日の出も7時頃と遅く、暗さの為つい朝寝坊をしがちである。勿論寒さの為布団から出にくい所為もある。
しかし、釣り人は釣りの為なら夜明け前から目覚めごそごそ始め、日没後小一時間で帰り支度を始める。
まるで冬は太陽と行動を共とし仲良くなるのが冬の釣りを楽しむ秘訣かも知れない。
平成22年12月26日(日)  釣福大漁!
残すところ後何日かで、平成23年・2011年を迎える。Xmasイブ〜Xmasは俗に言う「WHITE Xmas」となったが、このロマンチックな空からの贈り物も、時として迷惑?な物として写る事も北国に住む我々でさえある。
通勤を前に、スタッドレスに履き替えたり、駐車場の雪のけで早起きさせられたり、不意な寒波の襲来は明らかに「要らない物」である。
年を重ねる毎に邪魔な物という感覚が大きくなっていく様で、子供の頃は学校の帰り道は10数名で雪合戦の毎日、青年〜壮年期からはスキーの為にもっと雪が降る様に願っていた様で、冬=雪に親しんでいた。
人間年を取るに従って、犬よりも猫科の動物に近くなる様であるが浜の野良猫は寒風の中、餌を釣り人におねだりしたり隙を見て勝手に獲物を拝借して行ったりし飼い猫のそれとは違う生活力を見せる。まさか自分で釣りは出来ないから釣り人のおこぼれ頂戴という活路を見出したのだろう。
ある意味、釣果獲物に対する貪欲さやそのバイタリティは見習うべきか!?

来年も「趣味の魚釣りを通じて、福・幸福を沢山、釣り上げて下さい。そして、今年同様来る年も良い年になります様に!御祈念申し上げます。」