福井新港 南防波堤 テスト開放
平成23年9月24日〜10月2日
港湾施設の在り方を再検討する目的で平成10年より閉鎖され続けてきた通称「南防」がテストではあるが9日間開放される。
清宮栄一日本釣振興会常任理事を始め、釣りに理解をと唱え続けてきた多くの方々の御尽力の賜物と深く感謝致します。
福井県の都合と期間中の安全監視員の確保が出来ず日程が日延べになりました。
開催期間平成23年10月8日(土)〜16日(日)
安全監視員募集のお知らせ
楽しい釣りをして頂くために貴方の力が必要です。
失礼ですが労働報酬(日当¥8000〜10000)も支給されます。
お申込は日釣振福井県支部加盟店へ
釣りに参加されたい釣り人の申込も「加盟店」にて受け付けております。
印鑑が必要な箇所が御座います。印鑑をお持ち下さい。
県外の方も福井県に経済効果を与える事を前提に受付を致します。
誠に残念なお知らせをせねばなりません。
何等かの理由により、今回の南防の「テスト開放」中止になりそうである!
詳しい、正確な事情が分かり次第皆様にお伝えするつもりです!
この事実は「広い意味で、純粋に釣りを愛する我々の期待と楽しみを奪い去った」と言えます。
資料も計画も練り上げた物を作り順調に進んでいっている風でした。
今は残念としか言いようがありません。 23年9/27(火)
南防テスト開放中止の真相・真実は????????
結局南防の「テスト開放」は、県の思惑通り?中止となった!
どう考えてみても、釣り開放社会実験の実施案や方法論は、出来ているのに、
いつまで経っても「肝心な開放日に主役になるべき釣り人の募集」が始まらない。
日に200人x9日=1800人の名簿と誓約書を貰い〜港湾事務所へFAX後、
改めて原紙を港湾事務所に持ち込んで受理、しかも印鑑が居るといったがんじがらめのやり方だ。
その煩雑な方法の割りにGO!サインが出ない! 監視員のメンバー表も出来上がったのに・・・・・・・・。
主役不在では社会実験テストもあった物じゃない・・・・・・・・・・。その矢先の「中止」の連絡!!
歯切れが悪い!憶測が飛び交う。
出来レース!? 万が一の事故発生を警戒!? 県議○○氏の委員会での質問内容?! 三国町民の反対!?
マスコミの報道の仕方!? 予算捻出の未裁定!? 等々今となっては多くを語らない方が今後のためには良いのか?
そんな中一つだけ気になった事、10/5 何げに夕方のローカルNEWS番組を見ていた!
後を絶たない「不法侵入釣り人」という様なタイトルでキー局からの報道がながれた。全国放送である。
新潟県、某防波堤?らしい釣り場、フェンスを乗り越えたり、海側に突き出た柵をしがみついて越えたりしている。
報道記者の「ここは釣り禁止!立入禁止って知っていますか!?」の問いに反発する人、無言で通り過ぎる人。
次は見慣れたフェンスの登場である。福井新港のフェンスである。南京錠があるのに鍵は掛かっていない。
当然の様に出入りする釣り人。しかし、管理業者が施錠してしまった。
今日は閉まっている!誰か鍵を・・・・と言うと鍵をおもむろに出して南京錠をあける映像が写し出される。
ここでも「ここは釣り禁止!立入禁止!って知っていますか?!」の質問。
数人がマイクを突き付けられ饒舌に語る人、関係ないだろ!と怒る人、無言で立ち去る人と
何処の釣り人も、いや、人が正義の旗を振って注意をされると同じパターンとなる行動だ。
これで済むと報道魂が許されないのだろう?!港湾事務所所長に録画映像を見せインタビュー。
マスコミPOWERである。正義は貫かれた。でも、何故なんだろう?今のタイミングでの放送は?
南防開放社会的実験と言った様なコメントはなかった様に思う。
釣り人と南防ゲイトのイタチごっこの歴史は長い。南京錠施錠〜合い鍵の歴史も古い。
確かに悪い事を助長させる事は「最悪」である。
でも、問題の福井新港は利用する船舶も少なく港としての機能・目的を充二分に果たしていない。
その事を熟知の上県側も利用価値再考としてテスト開放という土俵に上がり掛けたのではなかろうか。
本末転倒。 平成23年10月7日
南防波堤テスト開放決定〜中止(休止)までの経緯と結果
(財)日本釣り振興会と(財)みなと総合研究財団が国交省国土技術政策総合研究所との折衝で「港湾施設の多目的利用」の一つの提案である釣り場としての開放の社会的実験をする方向で決定。
全国の主要港から福井県・福井新港南防波堤が選定された。
下準備であるワーキング会議も施設管理側と利用者側の各組織・団体の代表が何度となく話し合い推進すべく実施要項(案)「下記【福井新港南防波堤での釣り開放社会実験実施要項(案)】参照」が出来上がる。
一方では坂井市市議会での反対もあった様で国の方針と利用目的の違い、マキ餌問題、ゴミ問題等々やり玉にあがっていたようである。
マスコミ取材・南京錠施錠→不法開錠という問題が大きくクローズアップ。
釣り人のマナー&目的意識の違い&社会的実験を開始する設備・準備の煩雑さ等々が折り重なり中止となった。
様である。
ここでは、私感を述べるのは避けたい。
以上、釣り人待望であった!今回の南防開放騒動顛末記と致したい。
平成23年10月15日
福井新港南防波堤での釣り開放社会実験実施要項(案)
1. 目的
国土交通省港湾局では、港湾施設の多目的利用に鑑み、防波堤での釣り利用に基本的な考え方や防波堤の安全利用の為の管理運営手法等について整理し、釣り場として防波堤の安全利用を検討する際の一助となる様なガイドラインの作成を予定している。一方、福井港では、釣り人等の防波堤への侵入が後を絶たず管理上の課題となっており、釣り振興団体からは、港湾施設(特に防波堤)の釣り開放要望が寄せられている。このため、福井港において釣り開放社会的実験を行い、今回得られた情報は、福井港における港湾施設の釣り開放に関する基礎資料として活用する。
上記により福井港において釣り開放社会実験を行う事とする。
2.検証内容
実験解放時にアンケートを実施し
「安全性の確保方法」「施設管理運営方法」等を検証
3.主催 福井県
4.共催 国土交通省国土技術政策総合研究所
5.協力 (財)日本釣振興会 福井県支部
6.管理・運営 (財)みなと総合研究財団 http://www.wave.or.jp/
7.実施期間 平成23年9月24日(土)〜10月2日(日)の9日間
開放時間帯 8:00〜16:00
8.実施場所 福井新港南防波堤
L=1400mのうち、根本部分800m
9.参加費 無料(傷害保険等加入について、呼びかける)
10.参加者募集 @募集人数 200人(一日当たりの限定数)×9日間
A窓口 日本釣振興会福井県支部 加盟釣具店
募集申込用紙に希望日を記載 回収(申込順にて選抜)BWEBでも募集
11.参加条件 @誓約書提出・【実験参加者注意事項を厳守し、事故発生に伴う損害について主催者等に、損害賠償を請求しない等 を参加宣誓書により誓約する事。】
A年齢制限等 【小学生以下は保護者同伴・未成年者は保護者の同意が必要】
12.安全対策 浮環 16基 縄梯子(15mの引き縄付き) 8基 救命具(大人200着・子供30着)
救助艇の配置・・福井埠頭鰹蒲Lの高速ゴムボート「さくら号」を北一号岸壁の配置
13.管理体制 総務受付班(5〜6名)参加者受付・中止の判断・緊急通報
駐車場班(3名)・安全管理班(8名)・救助班(2名)
記録班(2名)写真・ビデオ・アンケート実施〜回収
合計21名(休日22名)
会場設営・・駐車場・トイレ(2基)南護岸緑地予定地に設置
駐車スペース250台確保
14.中止判断基準 海象・気象に伴いその日、その時点で判断する。
中止を決めた場合は加盟店店頭・WEB・出入り管理ゲートで告知。
15.緊急時の対応 速やかに緊急連絡をし管理体制に従う。
【附記】
ゴミ・空き缶・死魚等の後始末の事に関しては特別記述しなかったのは、ゴミの始末は個人個人の常識で事を推し量るべきで、家庭や家の回りは汚さないが他の場所なら少し位汚しても構わない的論理・発想に起因するのではないかと思う。
釣り場に自分の出したゴミを放置したまま帰宅するという「人」としての常識・マナー欠如がある人は、ある意味この実験に端から参加する資格がないと私は考える。
釣り人が釣り場を汚すという概念であるが、釣りをする人も、しない人も教育や道徳・モラルは持ち合わせている筈である。ゴミ問題の原点は「してはいけない事はしない!人が見て不愉快になる様な事は自分はしない!」という個人個人の考え・行動の積み重ねという単純明快な話ではなかろうか!
日釣振の標語に「汚すまい。明日もみんなが来る釣り場」というのがあるが一人一人がその気持ちを持ち続ける事が「釣り場でも・釣り場以外でも大切な意識行動で永遠のテーマだ」と思う。
ゴミばかりでなく安全確保も車の運転のように自己責任・管理である。ある程度の装備で危険は自ら回避出来る物である。
釣り場の割付