釣福論平成20年版

平成20年の釣り情報の前書きを釣り歳時記として編集しました。
時にまつわる釣りのエッセイとして見て頂くと幸甚です。

釣福とは釣りで福となる!福を釣り上げて欲しい(楽しい時間を過ごして欲しい)
釣りをする人は福がある!福となる!等々の意味を込めてある。造語です。

17.18年釣福論と見る。 ついでに19年釣福論を見る

平成20年1月6日(日) 初釣りと暖冬
38豪雪・56豪雪と交通機関や経済機能までも麻痺させる様な猛烈な天候にはなりにくくなりつつある近年の日本海側の天気。
はたまた元日からのサッカーやラクビー、駅伝の映像を見ても太平洋側も陽射し燦々でコンデションは決して悪くなく暖かかさすら感じてしまう。
以前の様に冬型がカッチリ固まり猛烈な寒波を吹き下ろさなくなっていくのだろうか?そう言う意味ではやはり年々暖冬気味になっているのだろう。その延長線上には地球温暖化という人類に対して突きつけられた大きいテーマがある。
この問題も経済の発展の源である生産力とコストの問題に関わり米・中・経済新興国等の足並みは揃わない。
福井の海も数年前から越前クラゲが流れ着いたり、尾長グレ・平アジ・サワラ・アイゴ・針千本・石垣鯛・タカノハ鯛等々どちらかと言えば暖流系の魚が釣れだしている。歓迎すべきか異様な状況と感じ取るのか釣り人の感性にも寄るのだろうが、足繁く釣りに行く釣り人は天候が比較的良いのにも関わらず少ない。趣味が多様化している事ばかりじゃなく、冬の代表格 サヨリ・カレイ・ワカサギ等々季節を感じさせる魚が余り釣れなくなって来た事にも何か要因がある様な気がする。冬釣れる筈の魚が釣れないのも地球温暖化に接する部分がある様だ。
平成20年1月14日(月) 成人の日と釣り人口
今年成人式を迎えた若者は全国で135万人らしいが、事、趣味が「釣り」という若者はどの位いるのだろう?!
統計的には全人口の10%が何らかの釣りをすると言われるが、今迄に一度でも魚釣りを経験した事がある人となると数字は大きく跳ね上がり約60%の人が釣りをした事がある!といわれる。これも若干古いデータで、実際の所、近々小〜中〜高校生の単独、ないしはグループでの釣り場やSHOPでの姿は余り見受けられなくなった様な気がする。遊びが多様化している事もあるが、土の香りや泥臭い事をしなくなった、つまり自然と親しむ様な遊び方をしなくなったのだろうと思う。「小鮒釣りし・・・・」的記憶や経験やましてや、その様な土壌をなくしてしまっている。
釣りをしなくても立派な大人になるが、親から、ガキ大将から、友達から、釣り仲間から、技術や理屈を教わる、釣りも一つの伝承文化の要素があると思う故に、物や命の大切さ、強いては人や自然とのふれ合いから学ぶ事等、ナチュラルな視野に愛情が持てない渇いた人間が多くなった気がするのは私だけであろうか。ゆとりを持ったゆるい時の流れは癒しでもある。釣りにもその様な流れがある。若者よ!釣りも!すべし!
平成20年1月20日(日) 大寒

大寒である。大寒に入り、15日で、寒が明け節分〜立春となる訳だが、小寒から節分までが寒の内と呼ばれ一年の内で最も気候の寒い時期で実際にも気温の最も低く、北海道でー30℃を記録した様に最低気温が観測されるのもこの頃が一番多くなる。
しかし、後2〜3週間すれば、寒さも降雪もピークを過ぎると思えば本当に、「春、遠からじ!」である。
減り張りのある四季を持つ日本の風土は確かにいいが、雪も里雪型では、ある意味無降雪地帯との格差やハンディが経済効果を含め出来るのではと思う。必要な用事でも後回しとなったり、つい避けてしまうのは、雪がもたらす事によるマイナス行動であろう。
釣りも大雪や大時化や極寒の状況では釣りを趣味とする人の中の極一部しか行動しない。
行けばそれなりに楽しいが楽しさが寒さや冷たさに勝たねば一般釣り人が参加しない。IN DOOR GAMEも楽しいが肌で触れる日本海の潮風や景色も大きく将来の為の経験・故郷志向の想い出となると思う。ふるさと納税も施行される今年、福井をふるさととして思い起こさせるイメージは、「冬の味覚」もそうであるが、「冬の日本海」の様な気がする。

平成20年1月28日(月) ノロウィルス?インフルエンザ?
今年も、風邪の季節?となってきて、あちこちで話題となってくるのが「感染性胃腸炎・ノロウィルス」腹痛と下痢を伴い、発熱もする風邪の症状と似ているが腹具合の良くない症状が続けば「ノロウィルス」の可能性ありか?!
生牡蠣が主な発症の原因と言われ、何年か前には牡蠣=ノロと騒がれ過ぎた事もあったのを記憶する。
冬期感染症と人を介して伝染していく為、冬の味覚とどうしても関与してしまうのが海産物の好きな我々としては残念である。
何にしても清潔にしておく事が肝心であるは、衛生管理の常識であるのは言うまでもない。
2月11日(月) 立春後雪模様
暖冬気味であるのだが、立春が過ぎた頃から、関東〜中京〜関西〜九州に至る所まで積雪があったりで、北海道や日本海側ばかりでなく日頃映像等でしか知らない雪の厳しさのお裾分けと言った風であった。
積雪5cmと言えば福井方面では、それ程危険を感じない、ましてはパニックになる程の雪ではないが雪慣れていない都会では色んな事が発生してしまう。雪に慣れるより、大都会の喧噪の中、人や誘惑に慣れる事が生活の中心基準である事には間違いではなかろう。
雪も自然に触れ合う事の一部と思うが、地方人の方が「花鳥山海」自然に関して接する機会が多いと思う。
そんな特権を生かし切っていない人々が都会並に増えて来ている様な気がする。
「兎追いし・・・小鮒釣りし」ふるさとのイメージは自然であろう!
冬は寒い物である、寒さ対策を充分にして山に海に川に、何年先か分からぬがふと懐かしく思い出す想い出造りも大事であると思う!
釣りって釣れれば嬉しいが釣れないのも思い出と上達の入り口であろう。釣りに出掛けてみよう!
2月17日(日) 日本海側 春遠く
日本海側は大雪・太平洋側は晴天、冬型の典型的な天気模様だがNEWSやスポーツ中継を見るにつけギャップの大きさに改めて驚きを持つ。
自然環境が良いのは地方・田舎・過疎な地域の方が良いと言える。
反面、自然災害が発生しやすく、発生してしまったら復旧も遅れ勝ちになるのも人為的に手が付けていない場所の方が多い。
CITY派かカントリー派か意見は分かれる所だが、若い内は都会に憧れ、団塊世代の定年後の理想は「のんびり」する事、海外旅行や晴耕雨読という事になるそうだ。若い内は都会で働き、収入を得、定年後は故郷でのんびりと自然と親しむ。価値ある人生設計と言えよう。
余裕やゆとりは「心の豊かさ」でもある。価値観の問題になるが何事でも成すべき事を成さなければ「心の満足感」は得難くなると考える。
釣りも日頃のストレスを解消するのに大いに役立つ。という事は癒し効果が出る程明日からも不乱に?働かざるをえないのか?
2月24日(日) 3月
冬型の気圧配置・台風並の強風と連日悪天候との戦いが続き、春はまだ少し遠くにある様な気がする。
この位の寒さや雪には負けるはずがない体質を持っている積もりの福井人であるが、昨年の暖冬の様な感覚で冬を迎えているのだろう。急激な寒さの変化に対応出来なくなりつつある様だ。人間は良い意味・悪い意味につけ順応・適応力を強く持った動物である。
38や56年程の豪雪は困るが「前提として雪が降る事が当たり前」の所に住んでいる。
雨にも負けず・風にも負けず・雪にも負けない基礎記憶を持ち合わせている。
もうじき3月、寒の戻り等でなごり雪がちらつく日もあるかも知れぬが、豪雪には至らない。
春に先駆けて、先んずれば・・・で良い釣りが出来るかも、それも釣り自慢の妙味かも。
3月3日(月) 桃の節句・啓蟄
3月の響きは「春!」である。2月の天候は一気に降り積もらせ孤立させる様な大雪じゃなっかたが、降らなければならない様に毎日振り散らせられた。梅〜桃〜桜と春の花も気温と共に北上してくる。目で感じる春そのものである。
3月5日は「啓蟄」。土の中で寒さをしのぎじーっと春を待っていた虫達が春の気配を肌で感じつ地上に這い出して来る。
まさしく、釣りを待ち侘びて居た我々にとっても「3月」の響きは春を感じさせ、START DASHの大いなる月でもある。
炬燵から抜け出し、釣りを楽しもう!冬のストレスを発散させよう!
3月9日(日) ようやく春らしく・・・・・!?
ようやく春らしくなってきた。毎年の様にこの頃思う事、スタッドレスタイヤをいつ外そうか?と些細な事だが、悩んで?しまう。外すと、寒の戻り等と言って、桜の話題と同時期に雪がちらつき昨年の様に長引いて冬に逆戻りと言う心配もある。
雪国の人間にとっては些細な事の様で結構真剣な季節の節目でもあると思うのは、気持ちが冬から春に切り替わる!儀式でもあるから。
冬眠から覚める様に、しばらくの停滞時期から活動・始動の時間に切り替わる時期の切っ掛けの一つではなかろうか!?
ともあれ、確実に春は近くまでやって来ている。春を告げる魚=春告魚と書けば、一般的には「メバル」を連想するが「ニシン」「コウナゴ」「イカナゴ」もそう書く。まさしく「春告魚」は地域で異なる表現方法で「サヨリ」「サワラ」「桜鱒」もそう呼び「ヤリイカ」「ホタルイカ」を指す地域もある様だ。日本語・漢字が表記する季節感のある表現で、正解は誰が決める事ではない、人の育った環境や経験・実感に他ならない文化だと思う。
3月16日(日)彼岸〜春分の日
少し前の黄昏時の何時だか判らない釣瓶落としの日没時間が今は太陽を眺めて夕方の時間が頭の中で一致する様な季節になった。
天候も良くなり始め、温かさを感じる様な日中の天候の日も多くなり「暑さ、寒さも彼岸まで」の先人の教え通りの年と言える。
只、海の水温は気温の様には一気に上がったりはしない為、多少天気が良いのに、何にも、狙いの本命魚は釣れないというジレンマもあるかも知れない時期でもある。しかし、悪くなっていくのではなく気温・水温も上昇し魚の喰いも良い様に活性して行く時期だけに、釣行する事で良果に恵まれるという典型的な時期である。というのも、水温がまだ10℃前後と低い時期は風袋の大きな魚の方が体内の体液が多く低水温の影響を受けにくい。寒の魚はアベレージが大きくなるのも小魚の少量体液は動きたくとも身動きが出来にくいせいもあると思う。
つまり、この時期こそ釣行回数の多さで記録破り的大物サイズをもぎとる時期でもある。
3月23日(金) 桜前線・開花予想
春の訪れを実感させる事象に「桜」がある。南北に細長い国である為沖縄〜北海道迄、桜開花前線が3月〜5月迄徐々に北上して行く。
福井市内は例年並みの4月上旬が見頃という予想となっている。誰が教えるのではなく、気温の変化をとらえて自然の持つ力で絢爛な美の演出を奏でてくれる訳だが、桜の咲く頃に、話題となり始めるのが天然鮎の遡上の話である。水、温む頃めいめいの生まれ育った河川に向かって未知の旅立ちをするわけだが一生一度の大冒険は自然摂理といいながら「幼気な気持ち」にさす。
春の営みを感じさす可憐な植物の開花や小動物の微妙な動きの変化は確実に春になりつつ事を教えてくれる。
もうじき、春です。
3月30日(日) 桜咲く頃、釣果上向き!
開花が早い、さくら通りの桜並木も蕾から5分咲きとなり、一気に春の訪れを我々に知らしてくれ始めている。
確実に暖かくなって来ていて、河口では稚鮎の群れも見え出し始め母なる川への旅立ちの準備をし始めているのも嬉しいNEWS。
小魚が動き出す事によって自然界の法則でもある「弱肉強食」のルールに従い、他の魚の活性も高まり始め釣り本番到来を迎える。
今年は例年より、若干早めに推移している様で釣り人の動きも、春のペースに合わせて早めの行動「先んずれば!」の感も強くなりそうな状況である。いよいよ、厚い上着を脱ぎ、軽やかなスタイルで釣りが出来、釣果も期待出来る楽しみな時期になって来た!
4月6日(日)桜花爛漫 
暖かい日が続き山の桜は満開と行かないが、さくら通りや足羽川堤防の桜並木は「桜花爛漫」で見事に春らしさを演出・象徴している。
九頭竜川河口・福井新港で遡上開始を待ち、待機準備中の稚鮎の群れも日増しに増えだしている様で、何が切っ掛けで遡上を開始するかは判らないが、水温の微妙さを感知するセンサーと回帰河川の方向性を判断するナビゲーションシステム等を小さな身体に備え付けられていると考えるだけで培われ来たDNAのなせる技か生命の神秘さと畏敬すら感じる。
稚鮎のNEWSを待つのは、鮎師ばかりではなく、海釣りファンも稚鮎の接岸が本格的海釣りシーズンに入ったとのバロメーターにする人も多い。
4月13日(日) 稚鮎群れ出す!鰆(サゴシ)爆釣!!
4月も半ば、不調気味だった海釣りも、サゴシ、再び爆釣のNEWSや、稚鮎が本格的に群れだして来たでようやく活気が出てきた。
鰆は暖流系の魚だが、新潟付近でも釣れ続けていて対馬暖流が内に蛇行しているのかも知れない。
突飛な原因がない限り、好材料・好条件・好環境の方が何かと嬉しい。春になっても雪が降ったり、夏になっても、気温が低くいままだったりだと一元的には異常気象・冷夏と済ましてしまうが、経済の流れや生産流通面では深刻な問題となる事に疑いはない。
釣れない=行かない=経済活動の停滞である。大袈裟に言うと車の燃料消費・コンビニでの弁当代・釣り餌・氷代、帰り道の飲食や入浴代等々担う物が連動し始める。TVでは「北京オリンピックのボイコット」等の政治的な思惑が各国を揺るがし始めている。
活動は停滞したり、休息をすると蚊帳の外にいた者にも波及してくる物がある。
「風が吹けば桶屋が・・・・」的飛躍的な論理では釣れれば楽しいばかりか日本経済に貢献する。
4月20日(日) GOLDEN WEEK間近!
早いもので新入社員も一息着く事が出来るGWも来週から始まる。生活にも釣りにも暑すぎず、寒からずで一番過ごしやすい若葉の頃である。
季節を感じ、チヌの「のっこみ」の話題も多く出始め、気候も釣果も良好さが今からしばらく続く。
先週から福井県産の稚鮎の放流も九頭竜川・日野川を皮切りに始まり春真っ盛りの感も強く釣りファンはワクワク。
天然遡上の稚鮎も福井新港の他、鷹巣、大味〜茱崎でも見受けられており生命の神秘と尊さを今年も我々に教えてくれる。
あとは、ゴールデンウィークが好天に恵まれ、思う存分釣り三昧の時間が造れる事を願うばかりである。
平成20年4月27日(日) 待望 GOLDEN WEEK
4/29が昭和の日になり「みどりの日」が5/4に移行したのが昨年、GWを形成するのになくてはならない日である。名称に関しては論議もある様だが昭和生まれの人間にとっては4/29は祝日であって長期休暇の始まりを意味する習慣が出来上がっている。
ともあれ、天候も恵まれそうで各釣り場も賑わいをみせそうな様子。大型連休を支えるサービス業は各業態とも年中無休・24時間営業を打ち出しており正月・GW・盆休みと言えど平日と変わりない素振りで時間をこなす。まさに現代を支える原動力と言える。
そんな恩恵に浴して、心配なしで思い思いの場所に遊びに釣りに行こう!
連日、釣りも良かろう!家庭サービスをしてから気兼ねのない釣りも良い。一石二鳥でドライブ&FamilyFishingと洒落込むのも楽しい。
遊び過ぎで疲れすぎるのも困るが、釣れなくても自然と対話する機会位の余裕で竿を出したい。
心の垢を落とせば五月も新鮮な気分で頑張れる。
平成20年5月4日(日)連休を楽しむ。
やはり、天候に恵まれる休日は人を活動的にさせる。久し振りに海も川も人で賑わいを見せた。
観光客と家族連れそれに釣り人という図式で福井の海岸線を走り抜ける305号線も車から降りて景色を楽しむ県外観光客・家庭サービスをも兼ねた親子のグループは防波堤から竿を出し、本格的な磯釣りファンは沖磯や険しい地磯へと足を運んでいる。
海全体が活気を取り戻した感があるのは嬉しい事でもある。305号線も落石事故や、大時化で道路をえぐり取られたりで海側の道路が山側のトンネルに変わったり、港をより沖側に新設し旧港は埋め立てられ道路や住宅に変わる場所も多く以前とは様変わりをみせている。
ガソリンの25円(1L)が道路財源に寄与されていながら年がら年中305号線及び山越え連絡道路は出来上がらず。ある意味道路は早く完成して貰いたい痛し痒しの心境である。地域の為の主要道路は完成を早める方向で協議して欲しい。
平成20年5月11日(日) 真鯛・キス・チヌ・アジ・鮎
福井県内の鮎解禁日もほとんど決定し、あとは順調に生育した鮎が解禁日に掛かってくれれば海と川の話が同時に楽しめる一年中で釣りをする人ならワクワクする時となる。九頭竜川鳴鹿大堰魚道を元気に飛び上がって行く姿も見受けられ友釣りファンならずとも海から遡上してきた天然鮎や放流鮎の躍動美には「頑張れ!」のコールを送りたくなる程感激ものである。
ガラス張りに造られた施設は全国的にも珍しいはず一度は立ち寄って欲しい。  いよいよ夏に向かって一直線。
平成20年5月19日(月)釣果上向き
台風1〜2号が太平洋沿岸に接近したが5月の台風というのも地球サイクルがおかしくなってきているのだろうか?!
もうじき,梅雨のシーズンを迎えるが、梅雨時と台風が重ならない様に願うのは復興し終わっていない足羽川河川を見る度に思うこと。
平成20年5月25日(日)鮎解禁
鮎が日本あちこちで解禁になり始めている。亜温帯〜温帯地帯にしか生息しない分布で言うと日本・韓国・台湾等にしか生息しない清流を好む年魚である事は周知の通りである。元々暖かさを好む魚の為に5月末〜6月始めという地区が多く暖かい地方が解禁も早く禁漁時期も遅い。
福井県は6/7(土)の日野川の一般解禁と九頭竜川中部の特別解禁を皮切りに各週末毎に奥越漁協の7月上旬迄解禁となっていく。
特別解禁?!って何だろうと思われるかも知れないが、一般解禁を前に別料金を支払い釣果具合を知ってもらう、漁協組にとっては、少人数では出来ない各地域のデーター取りが主目的であろう。以前は日野川の特別解禁が有名だったが、冷水病等で、解禁=初針=大漁の図式が崩れてからは実施が休止となっていた。今年は岐阜・和歌山・静岡等有名河川が流れる地域の他、全国的にも遡上・生育等も良いと聞き及ぶ。
釣れないのもデーターではあるがやはり解禁!日は良果であって欲しい。
平成20年6月1日(日) いよいよ7日 日野川解禁!九頭竜川中部特別解禁
前評判が良い、今年の福井の鮎事情。初針となる7日は大釣りとなるのか!?今週の天気が心配ではあるが、概ね無事解禁を迎えられそうである。思い思いの場所に入川する訳だが気温が低い様だと、早すぎても鮎の活性が悪くいても掛からない時間が続く。
この辺も鮎釣りの微妙で奥深い所、打開策は待つばかりでなく針・仕掛・出し調整等々対処方もいくらかある。考えた事が魚信に繋がれば是こそ面白い。職人芸的要素も多い釣りとなると、年齢層が高くなりがちだが御他聞に漏れず平均年齢は上がって行くばかり。
若い人の参入もあるが、竿が高価な印象が強く敷居が高いようだ。商品だからビギナー用からマニア向け迄有り安心して相談して欲しい。
炭素繊維を商品化したのは釣り竿が一番先で、シャフトに巻く技術がゴルフ・テニス・バトミントン等々のブラックシャフト・カーボンラケットに向かえ入れられカーボン繊維の技術も共に飛躍していく。近来は飛行機・船舶・建材・車両等幅広く軽く・丈夫な素材は需要が多く引っ張り凧です。
釣り竿からスタートしたカーボン今や、竿の材料量と飛行機製造の際の量では桁違いの所為でもあるからか!?釣具メーカーへの供給は後回し的状態。皮肉な話でもある。
平成20年6月8日(日)試し釣り大盛況!!
7日九頭竜川の中部で試し釣りが行われた。今年初めての試みとして、一般参加OKの試し釣り。
参加者は約100人。参加釣り人は、一足先に中部の鮎釣りを堪能した。釣果も良く、一人平均20〜40匹の数釣りが楽しめたみたいだ。
来週14日の解禁が楽しみだ。
河川減水の為か!?釣りづらいが現実!
入梅も過ぎ、例年だったらしとしとジメジメな鬱陶しい日が続いている筈。
岩手・宮城で死亡者6人以上と聞き及んでいる。被害の波及度は大都市の方が大きいだろうが山間部や河川沿いは2次災害等のリスクがつきまとう。梅雨時期で梅雨前線停滞〜前線の押し上げがない事を作業が見通しが就くまではない事を祈りたい。
釣りには、降雨により活性を高める役目や魚が集団から広範囲に散るきっかけを作る要素もあるが、降りすぎの弊害は通常でも災害を誘発させる事となる。これ以上被災地の方に苦労のないようにと祈るしかない。
H20年6月22日(日) 空梅雨!?
台風通過・地震・空梅雨気味・一部では豪雨等、連想するのは異常気象。このまま今の状況が続くのか、はたまた梅雨と台風が重なり豪雨となるのか?神のみぞ知る!?と言うと今では古い感覚なのであろう。地震も何十秒単位では「予知出来る」S波/P波が探知する要素らしい。
ましてや、長期の天気情報は当たらない事はあっても、一週間前後の天気情報は90%位の精度の正確さがある。
判っていながら元に戻せない異常気象の元凶とされるCO2排出〜オゾン層破壊・連鎖で発生するエルニーニョ・ラニャーラ現象・それらが要因となる地球温暖化等は災害の規模を大きくする。
温暖で住み易く「春夏秋冬」「24節気」等季節の変わり目を微妙に表現するが出来る我々日本の風土・生活・文化迄をも無味な味気ないものにしてしまう恐れがあると「風が吹くと〜」的「空梅雨〜少雨」で思う事。
H20年6月29日(日)    7月!’08年も後、半年
光陰矢の如く、アッと言う間に半年が過ぎ早7月を迎える。
7月と言えば「海開き・山開き」等アウトドアー関連の行事が行われ、いっきに夏を呼び込み、演出させる。
この所曇天がつづいいて空梅雨気味。雨が降らない事はスケジーュルが立てやすい等のメリットはある物の釣果に恵まれないケースが多い。
雨は濁りで警戒心を鈍らせたり、水面をたたく事で水中の酸素を多くする。
河川では水位の増減が魚の行動範囲に関連する。
梅雨入りはしている為多少の雨は降る様で生活や治水にダメージを与える程ではない理想的な梅雨のパターンかも知れない。
H20年7月7日(月) 七夕
織り姫と彦星が年に一度のデートの日、空・宇宙には思いかけずロマンチックな話が、沢山ある。
それだけ、昔の人は夜空を眺める機会が多かっただろう。現代人は電気の煌々とした部屋でTVやゲームで時間を費やす。
それとは反対に、薄い光を頼りに夜は生活せねばならぬ、如何に月明かりや満天の星の煌めきに趣きが行くか判る様な気がする。
ほの暗い灯りは落ち着きの文化であろう。美しい日本語に「ほの明るい」という言葉がある。
必要最低限のちょっとした演出を醸し出す、微妙な明るさ「ほの明るさ」に映えるものって何だろう!?
天の川でのデート、好天である事を願う。街では見られぬミルキーウェー、海辺では鮮やかに見える。
釣り人がロマンチックな訳がわかる!?
平成20年7月13日(日) 梅雨明け 
今年は梅雨と言ったジメジメ・しとしと感がなく空梅雨気味な気がする。平年より10日足らず梅雨入りが遅かったが昨年の様に6月後半〜7月いっぱい梅雨が続き、8月に梅雨明けという事はなさそうである。
と言うのも沖縄・九州・四国までは先週迄に梅雨明け宣言をしており、やはり平年より10〜2週間早いペースである。
南北の長い日本列島南から天気が変わっていく。今週か来週早々には中国〜近畿〜北陸と順に梅雨明けとなっていきそう。
梅雨明けで海も河川も一際人出が多くなりそうだが、この時期は水辺が恋しくなる「親水」の時期である。
水は命の源でもある。親しみと何時までも清い環境で有り続ける為に我々は何をすべきかを念頭において「水」と付き合わなくてはならない。
平成20年7月21日(月) 土用の丑
夏ばて防止に土用の丑の日にはうなぎを食べる!というのは江戸時代の学者 平賀源内がうなぎ屋の為に考えた今で言うキャッチコピーであるというのは有名な話だが、魚にまつわる状況は原油の高騰による出漁自粛・産地偽装問題等々魚離れを助長する様な流れでもある。
話は戻って、うなぎの生命力は凄くニホンウナギの産卵場所はフィリピン海溝・グアム島沖とされ孵化すると大きく成長する為日本の河川に戻り遡上する。計り知れない生態系であって、「うなぎのぼり」の如く、精がつくと言われても納得しそうだが天然のウナギの行動範囲の話。
平成20年7月27日(日) 8月・葉月
いつもの年なら、7月は梅雨明けから猛暑が始まるイメージがあるが、今年は梅雨の雨も少なく7月から真夏日も多く、8月の暑さが身に応えそう。高校野球〜北京オリンピックと大空の下スポーツイベントも繰り広げられる。
観戦はクーラーの効いた快適な部屋の大型テレビで・・・・も良い物だが、競技参加の選手は暑さと各名誉の為の戦いでもある。
そう言えば、昔は競技中、水を補給する事は御法度だった。
疲れるとか胃に負担を与えるとかあるゆる理由で水分の供給はしてもらえなかった。
喉が渇くと「レモンの輪切り」を与えられた。酸っぱい筈のレモンが、カラカラの口の中で「甘〜く・甘く」感じた。今でもレモンの輪切りは好きだ。
釣りも、炎天下の鮎・キス・船釣り等8月の暑さの中の釣りはある。腰に一つ、ドリンクホルダー・ペットホルダーをぶら下げてしっかり水分補給をして楽しんで欲しい。
平成20年8月3日(日) 暑い・・・・・。
人の順応性は良い意味でも発揮されるが、暑さに関してはクーラーの効いている店舗に入った瞬間は心地よさで「涼しい!」を連発するが10分もすると「暑っう〜」を連発。クーラーやエアコンのなかった子供の頃はどうしていたんだ?と懐かしく、不思議に思う。
一つ言える事は、夏は近所の皆んなと外で毎日、毎日遊んでいた。
野球をしたり、鬼ごっこをしたり、蝉獲りに夢中になったり終日、外が道路が広場がコミニケーションの場であった。
晩飯を食べ終えると、遊び疲れてウトウトし始めたものである。
確かに暑かった!が子供達が自然と同化していて木陰を走る涼風や近所のおばちゃんがする打ち水の後の清涼感を覚えている。
快適さも文化であろうが、夏にしか味合えない屋外での学習もある。
親水の時期、水辺の近くで釣り糸を垂らして見よう!もう一歩進んだ夏の日の思い出造りのストリーが始まる。
平成20年8月10日(日) 盆休み
お盆と正月しか休めなかった昔の奉公人の楽しみは懐かしい故郷に帰る事が何よりの目的であったのだろう。現代は飛行機・車・汽車等々帰省ラッシュ、ガソリン代高騰の理由の他に、帰省する気であれば夜行高速バスやマイカーを利用して平日でも帰る!と言う目的は達成出来る。
現代の盆休みは半分は余暇に充てる、趣味の時間の増幅に使う方が多いと思う。
「それでいいのだ!」と思う。ストレスの多い現代、何かで解消する事が休みを有効に使う方法だろう。
九連休企業もある、五連休が通常な様である。好きな釣り三昧で盆休みをエンジョイし、先祖供養もすれば来週からはリフレッシュ!
ヨーロッパ等のキリスト教国は日曜は殆どがミサや教会奉仕の為休業するのが普通、パンすら買えなかった経験がある。
日本経済、盆休みその余暇を支える為に仕事を続ける縁の下の力持ち的人達も大勢いる。
平成20年8月17日(日) 処暑
8/23は処暑。暑さも留まるが幾分か涼しくなり始める!と解釈するが、今年は空梅雨からいきなり真夏になった様な年、降雨が少ないせいか、暑さが続いて途切れ目がなく、容赦のない夏のような気がする。
涼を求めて、海・河川・山に行くも道中の渋滞にでも巻き込まれると考えると・・・・・・・・。エコロジーの為にも公共交通機関を利用すべきなのかも知れない。都会ではマイカー移動では時間が計算出来ない。JRや私鉄電車はラッシュはあっても渋滞はない。神奈川県藤沢〜鎌倉を結ぶ電車、江ノ電・江ノ島電鉄は鎌倉や江ノ島・湘南海岸という集客地が多い所為もあるが電車そのものは情緒深さはあっても決して近代最新車両ではない。越前鉄道も昔は海水浴客で一杯で三国湊駅から海岸線迄の道が行列が耐えなかった様な記憶がある。
チャンスを造って一両編成の電車でのんびり休日を満喫するのも良いのかも知れない。
平成20年8月24日(日) 秋茜
いつもの様に真夏は山岳地帯等に生息していた秋茜(赤とんぼ)が平地でも見られる季節となってきた。
暑さが一時期より凌ぎやすくなって来た証拠を、自然界の映像美で我々に教えてくれる。
実際、朝夕は過ごしやすくなり、冷房器具の御世話にならなくても眠りにつける様になった。
田圃では稲刈りも始まりだし、収穫・実りの秋である。
真剣に釣り竿を構えていると、蜻蛉がゆっくりと飛行を休止し、竿に着地〜休息という経験、釣りを長くしている人は経験があるだろう。
追い払うには可哀想で、かといって・・・・・。ふと空を見上げると秋茜の群れだ。向こうの水田でのコンバインのエンジン音も心地よい。秋間近!
平成20年9月1日(月) 九月・長月
九月になった。何故か秋を連想する。日没が早くなって来たが、秋の夜長は読書・それともNETサーフィン?!まさしく夜長月=長月である。
寝苦しさから開放されただけでも有り難い。釣りも酷暑から開放され、釣り物に恵まれる良い時期へと展開して行く。
人も魚も適温・適水温という物がある。海水浴の喧騒も終わりを告げ砂地・磯場も静けさを取り戻した。
河川の鮎釣りもまだまだ楽しめる。海もBIG FISHのシーズンだ。秋!釣りに出掛けよう!
平成20年9月7日(日) 中秋の名月
本来は中秋は陰暦で言うと8月だが、9月の方が何故だか名月に相応しい「秋の十五夜・月見・仲秋の名月」と連想が広まる。
釣りにも月は多いに関係をするのは「潮回り・潮時表」という、月の引力で潮の動きが変化する重要な地球と月の相関関係が存在する事である。満月と新月は月が全面積、姿を現すから大潮回り、月の満ち欠けは15日周期で大潮〜中潮〜小潮〜長潮〜若潮と変わっていき、それを逆に又繰り返す。月を見れば大体の潮回りは判ると言う仕組み。
満月を見て「名月なり!」と思う人もいれば、アポロ計画を思い出す現実派もいて、さらには「大潮回りだから・・・・・」と釣りの計画を立てる人もいる、秋の夜長「隣は何をする人ぞ!」である。
平成20年9月14日(日) 彼岸入り〜秋分
暑さ・寒さも彼岸までの例え通り、凌ぎやすくなり、食も進む時期となり始める。和洋中韓エスニック迄食卓には何げに各国の料理が並ぶ事が多い、白米にお漬け物・キムチ・餃子・ハンバーグ・トムヤムクンと昨晩のメニューを思い出しても豪華ではないが国際色は豊かである。
この所、産地偽造や事故米の食用転用問題など、パッケージの会社名だけでは信頼性を確認できなくなってきている。
生産業者や卸し売り業者が不正をすれば全て歪んだものになる。魚や烏賊を釣りに行って自給自足では毎日というわけにはいかない。
平成20年9月21日(日) 秋分とおはぎ
西方浄土の教えから真東から日の出、真西に日の入りをする春・秋年2回は「彼岸=極楽浄土」を直接拝む事が出来功徳があるとされている。
春のお彼岸に食べるのが「ぼた餅」、秋は「おはぎ」というのは牡丹と萩という季節感を表しているのも日本的で情緒深い。
秋の日は釣瓶落としの如くの例えの様に日の入りが早く感じるが、実際釣りをしていても夕暮れからアッと言う間に暗くなる気はする。
盛夏の頃の7時30分でもほの明るい感覚が残っていて、時計の6時台を指している針を見て驚く事がある。
時計を持たなかった昔人はより太陽や月、星座で季節や時間を知り、ましてや天空を見上げる事が多く、夢や希望を宇宙に馳せたに違いない。
平成20年9月29日(月) 10月・October・神無月
はや、10月である。ちょっと前までは「暑い!暑い!」が口をついて出て来たのが嘘の様な季節の変わりようである。
釣りに行っていても早朝や夕方・又、北風が吹き出してくるとジャケット類や長袖の物が必要である。
まさしく今頃を季節の変わり目というのであろう、刻々と秋に向かって時が流れていく。
釣りにはBESTなシーズンとなる訳で暑からず、寒からずの比較的軽装で釣行出来、水温的にも魚が好む適水温になりつつあります。
10月5日(日) 体育の日・東京オリンピック
体育の日は10/10であって欲しい昭和の人間の一人であるが、ハッピーマンデーという合理的連休制度の為、なぜ10月第2週の月曜日が祝日なのか、体育の日っての理由も弱まって来る。
東海道新幹線が通った。国立競技場が出来た。その他幾万の経済効果を生みだしアジア初のオリンピックは開催された。
確か聖火ランナーの最終走者「坂井さん」は昭和20年8月6日のお生まれである事が選考の最大理由であった様に記憶する。
戦争を知らない子供も還暦を迎え、風化して行く物が余りにも多い様な気がする。
東京は再度、オリンピック招致に向かって動き出している。都知事の周到な経済効果も読み取れるが、反面強い基盤を造る良い機会でもある。
経済が上手くないと、余暇も充実しない。釣り糸を垂れているのが明日への鋭気!そんな様な明るい釣りで楽しみたいものである。
10月12日(日) 金融不安・円高・株安と釣り
10年に、いや100年に一度かもしれない金融危機、とそれがもたらした世界同時株安、日本的には株安等で強くないはずの円が円高に振れている。国際優良銘柄もピーク時の半分値、トヨタの愛知県に収める法人県・市民税額が1000億円減額だとか・・・・、県や国の収益さえも影響されてくる。我々福井県も同様であって、足羽川木製堰建設案等税金の無駄遣い!と言った感のある公共事業は厳しくチェックしなければならない。不況になると時間が出来レジャーが盛んになりそうに思えるが、不景気で一番最初にCUTされるのが、遊興費・趣味に使うお金であろう。
遊んでいる場合じゃない!余暇は後回し、まずは生活基盤から!と考えるのが正常。
釣りも生活を支える程漁が毎日効く人はいないし趣味を越えて漁師となるであろう。
昔、八丈島に足繁く通った時期があり、自然と島の人達と仲良くなった。その中に何人か「釣り師」がいた。
釣りをする人という意味の他に「漁師」と同意語「磯釣りで生計を立てている人」という意味での釣り師である。
何よりもの自慢は「子供2人、竿一本で高校迄出した事だよ」と前歯がない顔をほころばせて語ってくれたのを思い出す。
釣りも生活が掛かっていると違うのかなぁなんて思ったが、釣りは趣味として、仕事のバロメーターたる方が割り切れる。
釣れなくても釣れなくても、竿を出す事が出来るのは楽しさや夢や満足感は仕事と切り離れている自分の世界がそこにあるからだ。
不況・不景気の気配はありそうだが、無味乾燥的人間にはならないで貰いたい。
10月19日(日) 霜降
朝霜が降りる頃、「霜降」である。寒気が秋の終わりを「紅葉」という形で演出・彩ってくれる時期でもある。
日本の海岸線はリアス式海岸が多い、つまり入り組んだ地形の海岸の後方は山と言った地形であるが海に行って日本海なら西に向かって日没は幾度とみるが、後の山を終日見ている釣り人はいないであろう。
紅葉前線は北から南下してくる、北風が吹いたら、簡易の防寒具を用意したい!ちょっと寒さ避けのジャケットを羽織ったら海から、目を後方の山々に移してみよう、思いがけない秋のパノラマが拡がっているかも知れない!海に行ってちょぴり得をした感がする時。
10月26日(日) 余すところ・・・・・・
月日の経つのは、本当に早い気がする。と言うのももうじき11月である。ちょっと気が早いがあと2ヶ月余で平成21年がやってくる。
11〜12月は晩秋〜初冬の頃で波や天候も荒れる日も多くなるが、魚にとっては適水温(20〜17℃)の時期であり大物(真鯛・フクラギ・ヒラマサ等)の釣れる時でもある。そう言えば、冬の味覚「越前ガニ」の解禁も11月6日であってこの時期から脂が乗ると言った秋〜冬ならではの味覚の水揚げとなる。釣り人も、磯際に付く、真鯛・スズキ・ヒラマサ狙いが面白くなる
11月2日(日) 立冬
暦の上では、11/7は立冬、つまり冬の始まりという訳である。季節感がある言葉だが、暖冬気味のせいもあるのか冬!という感じでもないが、朝、着る物に迷ったり、つい暖房器具のスイッチを押したりする日もあり、確実に冬は忍び寄って来ている事は間違いはない。
防寒具など、見るだけで汗がでる様な気がしていたのが、ほんのちょっと前だった。しかし、北風が吹き出すと風の冷たさに温かい物を羽織らざるを終えないのも現実である。薄着でいて寒さを感じだしたら、釣りどころではなくなる。この時期は車の中に薄手の防水防寒具は積んでおきたい。朝夕まずめは、魚達が一番活性する時である。太陽の暖かみを感じる前と感じてた後であるこの時間帯は特に防寒具が必要となる。
時期的にも、釣果に恵まれる時期となる、寒さに負けない様に対策を講じなければ良果には恵まれない時期でもある。
平成20年11月9日(日) 小浜市とオバマ氏
第44代米国大統領にバラク・オバマ氏が選出された。福井県民にとって「おばまし」は小浜市の事を連想するのはごく最近までは当たり前の事であった。小浜市は国道27線を京都に抜ける手前に位置する派手さの少ない港町であるが、米国初の黒人大統領オバマ氏への期待度・関心は世界規模で大きく、今後共小浜市も取り上げられる機会も多くなるはず。
我々にとっても知名度ワースト1〜2位の福井県自体の認知度を小浜市とオバマ氏で上げって行ってもらいたいものである。
しばらくは興味本位の観光・物見遊山が続くだろうが、小浜市を定着させる物は「オバマ饅頭」や「おばま煎餅」ではなく、基幹に根づく産業の後押しではなかろうか。小浜市は港町・漁業の街である、後押しすべきは「鯖街道」の基点・水産業・水産物ではと少ない情報の中で思い浮かぶ。
若狭塗り箸で若狭フグや越前がに・若狭ぐじ・鯖へしこを食す。その他季節に応じた鮮魚・加工品・塩干物を販売していく。
人が集まり需要が増えれば漁船の寄港や水揚げ量も増し、日本海1〜2の漁港となるかも知れない。近隣にも多い「海上釣り堀」にも更に人出は多くなり、魚と言えば小浜・オバマという図式も成立しやすい。多くの人や魚が集中すればそれこそOBAMAブランドとして知名度の波及も早いと思うのだが・・・・・!?一福井県民の夢。
平成20年11月16日(日) 小雪・勤労感謝の日
雪がちらついてもおかしくない頃「小雪」を迎える。北国は本当に冬が掛け足、急ぎ足でやって来る。
好天の日中の釣りスタイルと日没後のそれとを上手く使わけないと、肌寒さの為に釣りにならなくなる。
軽めの防寒具の1着位は積んでおきたい。水温は20〜18℃の魚にとっては適水温の時期である今度の連休大物ラッシュとなる気配。
波気がする秋のまずめ時これは絶好の狙い目である。磯師活躍の良い出番となる。
平成20年11月23日(日) 寒波第一弾!
雪が降っても可笑しくない季節となったとは言え先週の雪雷の雷鳴はまさしく冬将軍の降臨を知らしめるに余りある大セレモニーの様であった。
雪が降る事には覚悟も出来ているし、慣れている筈の我々でさえ、11月の降雪は少し早い様な気がする。
気の持ち様かも知れないが鉛色の低い空の下で考える厳しい冬を乗り越える術と、明るい陽射しの青い空の下でのそれとは大きな違いがある様な気がする。大物も各所であがりだし始めた良い状況が雪と時化の為釣りをしたくても出来ない状況。
県民性と関わってくるにかも知れないが我慢辛抱で粘り強いが印象。冬でも暖かい沖縄や太平洋側で生活している地域の方々は比較的開放的な気がする。このまま3月まで悪天候が続くとは思わぬが波の華が出来る程外気温と海水温の差があり、急激な冷え込みは魚の活性を鈍らす事には違いがない。期待が持てるのは少しざわつき気味の時の方が大物釣りには良いと言う事。晴れ間の日には釣りに行こう。
平成20年11月30日(日) 師走
今年、余す所あと1ヶ月本当に光陰矢の如く、330日余が過ぎ去って行った。
本来ならもう少し良い状態で晩秋〜初冬の釣りが楽しめる所が、11月半ば頃からの悪天候続きで雨の中までは・・・寒さの厳しい夜明け前からは・・・・と言った釣りは好きなれどそこまではクラスの釣行が目立って減り、12月を迎える。
さすが、百戦錬磨のベテラン組は大物狙いに照準を合わせこの時期に、釣果が上がる真鯛・ヒラマサ等を仕留めてくる。
まだまだ、チャンスは年内一杯はある!釣りの醍醐味の一つは大物釣りのチャレンジ精神もある。行かなければ釣れないのは当たり前、ベテランに教えを請う良いチャンスでもある。釣りの奥深さが垣間見られる良い時期である。
平成20年12月7日(日) 「大雪」に雪が降る。
福井県内の豪雪地帯といえば勝山の西谷地区から法恩地山系か旧和泉村(大野市)朝日前坂だろう。両方とも有名なSKI場があるが福井市内からは勝山方面が便利が若干良いが石川方面からの白峰ルート・福井からの九頭竜ルートは慣れている者でも夜間通行は緊張を強いられる。雪が降りゲレンデは若者でにぎあうが海辺の方は時化ると観光客以外、老若男女誰も近づかなくかなくなる。
冬は冬の釣り・カレイ・サヨリ・ワカサギ・寒ブナ・ヤリイカ等それなりに釣りを楽しむ指向があった。それだけをするのではなく、春はチヌ・夏は鮎
秋は大物・そして冬は釣りとウィンタースポーツをして春を待つという「根っからの釣り大好き」が沢山いた様に思う。近々の釣り人スケールダウンはあるが釣りには武勇伝が付き物、晩秋〜初冬の獲物を肴に鍋を突つく、飽きささない・話題が尽きぬのはみんながやはり釣りが好きだから・・
平成20年12月14日(日) 年賀状
年賀状の受付が始まる。年の暮れに毎年慌てて書き出すのがゆとりのない証拠だと苦笑する。もらって相手の近況を知る。同じ事を先方も思っているのだろう。便りのないのが無事な証拠というのは若い頃の話であって年を重ねると年末に来る欠礼の葉書を見るとふと心配になるものだし定年・リストラ・転勤何かの理由で転居されて賀状が途切れ音信不通になってしまうケースもありがちだ。
今年〜来年度は社会全体が厳しい環境を迎え、不可抗力で住所変更をせざるを得ないという状況は益々増えるであろう。
良き習慣である年賀状も葉書普及の為の旧郵政省の一策だが、添え書きでも自筆の跡がある一通はメールでは感じられない温もりがある。
昔釣りに足繁く通った離島の釣り宿からの一通も釣りへの情熱を呼び起こす良い清涼剤である。
平成20年12月21日(日)冬至〜天皇誕生日〜X'sマス〜大晦日
今年一年もアッという間に過ぎ去り新しい年を迎える。社会・経済的には余り良い年ではなかったような気がする。
今年を表す漢字一文字も「変」と決まった。良い様に取れば「Change」変化を求める!という事だが「変わった」と言うイメージは悪く変わったというケースが多い様な気がする。今年後半の状況を見ても決して落胆が出来る年でない様な気がする。
それでも時は流れる。人は悪くなった物事を修正・是正し良き物に変えようと努力する。
長い歴史を見てもそうされてきた。そう思って来年はSTEP UPして行きたい。
釣りも魚という外部要因との鬩ぎ合いだが何か釣り人がアクションや方法を講じなければ良果に恵まれない。
何かをなす事で結果を出す。人生も釣りも緩急を付けて攻め続ける事で良い変化の芽が出ると信じやって行くしかない!
平成20年12月29日(月) 色々な出来事・21年は良い年に!
新聞の片隅に大手炭素繊維(カーボン)メーカー新工場操業延期の記事が目に入った。旅客機・車の素材を提供する為に巨額な投資額をつぎ込んで来るべき特需に対応する目論見も納期引き延ばし・縮小・キャンセルの波をまともに受けている様だ。
TOPNEWSでもないが、釣りをする人間にとってはカーボンは切っても切り離せない素材の一つであるが為に興味深い。
原油も下がり特需もなくなれば、炭素繊維も値下がりしそうな物であるが投資額の大きさや景気後退によるリストラ・減産の影響は価格維持〜更なる値上げと推移して行きそうである。大企業は資産を始末してでも企業を守り得る途轍もないエネルギーと底力を持つ。
痛い目に遇うのはやはり底辺層の労働力なのであろう。暇が出来て釣りにレジャーにと遊び回る余裕も安定した仕事、収入が在ってからこその様な気がする。分からないが春まで北陸の空の様に寒風と風雪が吹きそうだ。この位の気持ちで新年を迎えれば持ち堪えも効くかも。