釣りに関するコラム・・・・・釣具屋の親父が斜めから見た釣り絡みの話・・・
「釣福論」

新しいPAGEですが、過去の釣り情報の前書きを整理・編集しました。
願いを込めて釣りを趣味に持った事で「人生の幸福感」を又、釣りをしていた事で良い事があった。つまり「福を釣る!」様な巡り合わせとなって下さい。
日々を追っているので日付と内容が歳時記の様になっていると思います。
19〜20年も編集したく思っています。お暇な方?、御笑覧下さい!

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平成18年に思っていた事                      19年「釣福論」も見てみる

平成18年12月24日(日) 新しい年に向かって!
いよいよ今年も残り僅かとなり、振り返って見て色んな出来事も新しい年の為への糧や方向付けの材料となる様にしたいものである。
年末、押し迫っての釣行も天気に恵まれれば混み合いも少なく良いかも知れない、新年,初釣りで一年の運だめしと洒落込むのも良いだろう。
今年も、来年も皆様方にとって良き年である様に、又、自然との協調である釣りの良き理解者である事を願うだけである。
平成18年12月17日(日) 冬至・X’mas・大晦日
4時過ぎ〜5時頃海にいると暗くなるのが早くて、時計を見て5時過ぎであることを再認識する程、昼が短い。冬至にはぜんざいに南京カボチャをいれて食べたものである。野菜不足になる冬場に取る栄養補給の一つの方法であったと考えられるが「難と菌」と一度に食べて「ん」のつく南京で「運」が付く!と子供の頃は甘味が貴重だったのもあり、真剣にそう信じて食べたものである。そしてX’mas、何処の商店街や繁華街でもジングルベルの音楽が鳴り響いていた。そしてケーキを片手に、足早に家路に・・・・、子供達は真剣に待ち侘びていた。大晦日を前に餅つきもあった。親戚や近所のお兄ちゃん達・おばちゃん等がかまどに蒸籠を積んで手際よく蒸された餅米を臼の中に入れ、手水と杵でかけ声で絶妙なタイミングを取りながら仕上げて行くのを、真剣に大きくなったら、早く大きくなって餅をつきたい!と考えていた。冬至の南京も忘れかけ、ケーキは年中買いたい時に買え、釜戸や蒸籠やもろびたは消え去った。雪が今週は降るという。釣りにも、日々の生活にも季節と情緒がなくなりつつある。
平成18年12月10日(日)もういくつ寝ると・・・・
今年も余す所○日という日迄やってきた。時間だけが勝手に過ぎていく様な気がする。やり遂げた事とか、目標にした事とか、今年こそは!が・・・年頭に戒めた事柄が・・・・出来ず仕舞い・中途半端に終わっていく。12月は反省、振り返って、省みる月なのかも知れない。
釣りをして時間を費やす事も心のリフレッシュや身体を動かす事で健康増進にもなると思う。それにも増して、自然から学ぶ事、共通な話題を持つ人間同士の輪のつながり、マナーや環境に対する自己啓発、等々そして、新鮮な自然の恵み!と得るものも多い。
個人的に、色んな意味で職漁師も含め魚を捕る行為をする釣りは自然や自然的な物を相手にするものである以上釣りをする者は産まれた所が海辺でも、川辺でも、権利を私物化(?)するべきではないと思う。尚更目の前の自然から愛すべき気持ちを持って欲しいと日頃から思う。今年も、来年も趣味は釣り!と言い切る釣り師でいたいものである。
平成18年12月3日(日) 大雪に思う
今週「大雪」の節気に入る。7日〜冬至迄の間をこう呼ぶ。字の如く雪が激しく降る頃の事を言うのであるが雪国の人間にとっては覚悟を決めさせられる様な重い響きのある季語である。事実、この頃に冬のはしりが訪れる。雨がみぞれに、みぞれが大粒の霰に、車のボンネットや家屋のトタン屋根を叩く音の大きさや、響きで、灯油の買いだしやスタッドレスタイヤの準備が頭をよぎる。
まだ、大丈夫と思っていた昨年の様に一気に真冬が到来しない事を願う。以前は冬の釣りと言う冬ならではの釣りを楽しみにする情緒ある釣り人も多くいた。ワカサギ・サヨリ・寒ブナ釣り等がその代表的な物であった。勿論今でも楽しんで、又、楽しみに待つ方もいるが昔程ではない。
釣りが生活に密着している人が減った様な気がする。雪を、みぞれを見て冬の旬の味を連想して冬の釣りを寒さ覚悟で楽しもうという趣のある、粋な釣り師は少なくなって行くのだろうか!・? 今年は暖冬気味だとの予想が多い。冬の晴れ間に「釣りに行こう!」
平成18年11月26日(日)師も走る!
月日の経つのは・・・・・、光陰矢の如し!まさしく平成18年も12月とならんとし、年の締め括りの師走が来ると聞くと何故か気忙しくなる。新しい年がもうすぐ来る、それ迄にやるべき事、片づけておかなくてはいけない事の処理・整理を慌ててやる訳だが、毎年同じ事を繰り返す。
釣り等行く暇がない位物事が集約的に行われる事も現代ではなくなった。日本の慣習的な「盆・正月」という考え方から「暮れ」の師走という月は
支払等の会計事務を済ませる節季であった為でもあろう。忙中閑有り!で12月の釣りは厳しくはなるが、行けば、釣れれば、良果・大物に巡り会う月でもある。魚も来るべき冬に備えて脂の乗るまさしく良い時期でもある。風向きや波の高さの変化による危険回避の状況判断は早めにするのが冬の海の鉄則。安全面を十分に気を付ければ釣りの醍醐味が味合える。
平成18年11月19日(日)勤労感謝の日
収穫を祝う日が勤労感謝の日に変わったのではあるが働く事を尊ばれ、感謝される事の多用さは現代の世の中では余り見受けられない?!男が体力と精神力で他を圧倒しながら勝ち得た収穫や労働は非力な者より感謝され易く評価も高まる。分かり易い図式だと思う。
現代社会ではPCの一つでも完璧に操らない限り十代の息子や娘達から感謝・尊敬される事は少ない。歴史は繰り返され自分が親になり、子供を育てはじめると初めて判る有り難みや感謝の気持ち。仕事もやってみて、通勤してみて勤労の尊さが判り始めるのだと思う。
サバイバルではないが、火を熾す・ナイフを使う・半合で米を炊く・等のOUTDOORでの労働も受け継がれて行かなければならない人の技術だと思う。キーボードを触れて、自然とも融合出来る働き手・それに釣りなど上手けりゃ・・・・・勤労感謝に思う事。
平成18年11月12日(日)北風と太陽
北からの風が強く感じられる。北風が続けば冬が急ピッチで襲ってくる。木枯らしや空っ風・〜おろしと言われる北風が日本列島の山々を北から太平洋に吹き下ろす冷たい風である。この時日本海側は曇〜氷雨そしてミゾレとなり雪をもたらす。太平洋側のそれは風は冷たいが太陽は陽差しを与えてくれる。イソップ童話の中にある北風と太陽の寓話の教えは無理矢理嫌がる様な事より温かく接する事で人の気持ちや行動も自然とこちらに同調してくれますよ!的な事を教え導く物なのであろうが、北風は暗く・罪的な存在・太陽は明るく・好まれる存在の様な印象だが、釣りの世界は北の地域や北風〜寒風が吹く頃が美味しい魚も沢山獲れ出す。脂の乗りの良い魚介類は今からが旬である。冷たい風も美味しい日本海の味覚を形成するファクターの一つとでも考えておけば強風で釣りに行けない時の慰めにもなるだろう。荒れ後の釣行は良果をもたらす。是非、旅人である我々は風とも太陽とも上手くお付き合いをして行きたい。
平成18年11月5日(日) 立冬
暦の上では「立冬」・冬の訪れにはまだ早いが気持ちの片隅に冬が待ち構えている事を思い出させる季語である。昨年は11月半ば過ぎから荒れ出し冬将軍到来が早かった。生活防衛の為「釣り」どころでない状況が続いた。地球環境的に地域や季節の微妙なズレが生じていて有り難くない自然摂理が多くの雨や異常低・高温や豪雪をもたらしたりする。人類の文化や産業の発展の代償でもあるオゾン層の破壊等が少しずつ、季節との関わりで感じ取る生活文化である情緒的な季語という季節感を狂わしている。花を鳥を風を月をみて計り知れない感慨・思考の世界に導かれる程現代はスローライフではないのだろうか?!釣りをする事もスローライフに見えるが付け焼き刃的趣味じゃなく身に備わって来てからの心の余裕を持たれる様になると視点や視野が違う様に見つめられるのではと考える。
釣りばかりでなく何事も「追われない!時の流れが静寂の一瞬間・刹那から余裕が見える」の様な気がする。お互い走り過ぎていませんか!?
平成18年10月29日(日)あと・・・2ヶ月
11月を迎える。一年ずーっと多忙でもないが月日の経つのは本当に早い。昨年は11月半ばから寒波が襲いかかったと記憶する。良い時期を時化と雪対策の為に台無しにされた。よもや、昨年と同様な事はあるまい。雪の洗礼を受けるのは北国・北陸に済む以上は致し方ない。雪も降って諦めのつく12月末・ホワイトクリスマスなんて言う時分なら・・・・の様な話をしても可笑しくないのも11月は霜月、いわゆる霜が降りやすく冷え込む月でもある。18年の総決算12月にあたふたしない様に心構えをしておくのに良い月かも知れない11月。晩秋の候というより冬の味覚越前ガニも11/6解禁となる。全国に三国や越前町の水揚げの様子が報道される、港も305線の漁村も活気づく、人の出入りも釣り以外の観光客が多くなる。そんな港の防波堤の入り口には進入を遮るゲートがあちらこちらで見受けられる。事故はあってはならないが海を自慢し、海の幸をこよなく愛するのは釣り人が港や磯・海との接点であり、良き広告宣伝媒体である。悲しい事故はあってはならない未然に防ぐ為にライフジャケット等がある。シートベルトの義務付けと習慣性と共通する物がある。道路で事故が起きても通行禁止にはならない、飲酒運転で高速道事故を起こしても高速道廃止にはならない。利便性と公共性と自己管理責任が絡み合うからだろう。釣りの事故は年間一桁である。ルールを守れば0になる可能性もあり得る数字だ。人がする事、過信と暴挙は破滅の道に陥りやすい。行政での良き理解者が自然も愛し釣り場も解放する様な働き掛けを利害なしでしてくれるのが釣り人の夢だ。逆に補償ありきで臭い物には蓋的考えはもうたくさんだ。
平成18年10月22日(日)霜降
霜が降りる、水滴が霜に変わる事を霜降(そうこう)と言うらしいが朝晩の冷え込みが厳しくなり始める今頃をいう。この様な冷え込みが広葉樹の紅葉となって山の樹木を色づかせ鮮やかな極彩色を演出し日本的な美学でもある山を愛でる「紅葉狩り」の季節ともなる。適度の冷え込みは魚の活性化が進む適水温20℃前後を醸し出し秋の青物や真鯛と言った脂の乗りの良い美味しい魚に仕立てていく。
天候さえ良ければ大物が釣れ始める10月後半、晩秋〜初冬は、もの悲しさも付きまとうが釣りには絶好の時期、早くもヒラマサ・ブリの釣果が沖の船釣りでは聞こえ始めており、釣りを本格的に楽しむベテラン連中には気合いが入る時期到来だ。越前海岸、山が海に面しているリアス式海岸だ。山の景色等の移り変わりも海の方向から振り返って見て楽しむのも釣り以外の新しい発見をするかも知れない。
平成18年10月15日(日)秋の大物
秋にしては水温がやや高めなのであろうか!秋だから状況が良く所為なのであろうか?海岸線至る所、アジの群れやイワシのナブラが見られる。地磯〜防波堤〜砂浜でサビキ釣りをすると15cm前後のアジが3〜4匹一投毎に掛かってくる。小魚が多いとそれを捕食する青物やスズキ、ヒラメ等の活性も良くなる。秋もたけなわになり、ヒラマサ・フクラギの青物、真鯛,スズキの大物を狙い始める時期、今年はいい年回り何かも知れない。楽しみである。反面、アオリイカの釣況が若干悪い様な気がする。捕食するアジが多すぎて地の方まで入り込まなくてもいい状態なのか。アオリイカファンはやや苦戦!気温・水温も落ち着く10〜11月に大逆転が有る事を期待したい。
平成18年10月8日(日)体育の日
折角の連休も台風16号&17号の挟み撃ちで強風が吹き荒れ釣りにならない場所が多かったのではなかろうか?!天気晴朗なれど波高し!と言う状況。一応天気情報では晴マークが出ている。体育の日は「晴の特異日」として有名だが今年も台風の風は強いが晴と言った所。
1964年の東京オリンピックを記念して制定された休日だが早40年余の時が過ぎていく。2016年夏季オリンピックに東京都が立候補する意向であるが経済波及効果は2兆8000億円との概算も発表され、首都圏周辺や大都会や歴史的遺産を持つ地域で経済効果が波及されていくのだろうか?!福井県に及ぶ経済効果は果たしてあるのだろうか?
ところでジャンル分けすると釣りもスポーツとして認知されるが、公的な認可がある組織・協会は少ないし他のスポーツのそれとは非力である。
河川でカヌーを!と働きかけがあると、護岸工事から乗降専用階段そして協会の建物が建つ。河川敷にサイクリングロードが出来ると車との事故防止、安全の為ゲートが閉められる。多分で申し訳ないがサイクリングロードもカヌーも部分的な利用度は釣りのそれより少ないと思う。
施設の整備云々でなく、釣りに対する政治的な支援がなさ過ぎる。遊びとスポーツとのカテゴリーの違いがある様に釣りは「スポーツとして認知されていないからであろう」しかし、スポーツの原点は身体を動かして、心の健康と体の健康も増長強化して行く!所に有るのではなかろうか。オリンピックの正式種目にはならないと思うがせめて港湾施設の立入禁止の看板と柵だけは撤去して欲しい。共存共栄で経済効果も地域への流入で見込まれる。公共施設でのもしやの事故も日常的な車や自転車や電車等による事故過失と同様、基本的に自己責任だと考える。
又、行政のTOPの考え一つで方向性が変わる。原発の保証で出来る釣り公園より県民との相互理解で出来た釣りの施設が欲しい。
平成18年10月1日(日)OCTOBER
秋めいてきた。10月になり今年もあと・・・なんて気の早い勘定をする人もいるのではなかろうか。今最盛期のアオリイカの手足は10本だが今月の10月を現すOctoberは元来8番目を意味するらしい。タコとイカは軟体動物・頭足類で日本人とイタリア人が好んで食べる食材である。イカ墨のリゾットやパスタ・イカの黒造り等口の回りを真っ黒にしてでも食べたい旨味のある墨はイカだけのもの。タコ墨は威嚇だけで旨味はない。何故イカ・タコの話になったか、タコをOctopusというのは手足が8本あるから8を意味するOCTOを使うらしい。10月は年の始まりから8番目だった名残らしいが、アオリイカを狙っていると根掛かりも多発する。その根掛かりの15〜20%はタコが餌木に反応するのが原因とも言われる。
最近餌木の格好をしたタコ専用針も出来ている。釣りは楽しく、美味しくが釣り人の特権。10が8でイカの手足は10本で触手が2本残りは足で8、タコの手足(触手)は8本でそのうちの一本は生殖器の役目もするとか!では手と足の区別は?昔子供の頃なぞなぞがあった。「タコの頭を叩くと判る!」「??・・!!」等。奇々怪々、学業を終えて○○年も経つがいつまでも人生、知識との鬩ぎ合いである。凡人を悩ませる。
平成18年9月24日(日)秋深まる10月
9月も今週で終わり、10月を迎える。暑さ寒さも彼岸までの通り、朝晩の冷え込みはあっても過ごしやすい時期となりつつある。釣り場にいても軽めの長袖にウィンドブレーカーの一枚もあれば事足りる。吹く風も涼風で陽差しの暖かさを心地よさに変えてくれる。
釣りにとっても10〜12月前半が良い時期となる。夏上がりきった水温も20℃前後の魚の活性に一番良い適水温となる時期で鰤・ヒラマサ・真鯛等の大物のシーズンである。魚達も夏から秋・初冬迄は北上する・つまり暖かすぎる所から涼しい海域迄移動する訳だ。もちろん北限は各魚によってあるが越前海岸も対馬暖流に乗って秋の魚が北上し餌を求め沖の瀬や磯回りの瀬で休息・栄養補給する。BIGファイトは釣り人を熱くさせる。秋風が涼しさを感じさせる頃、釣り人の気持ちはヒートアップしてくる。
平成18年9月17日(日)HAPPY Mondayと秋分の日
9/18が何の祭日かふとカレンダーを見て確認をした。「敬老の日」だ。ハッピーマンデーである。お盆休みも最大10日余り、週末〜ハッピーマンデーで3連休今週は「秋分の日」で連休。休みって結構多い、まんじりと休みを過ごしていないで台風一過の秋晴れなれば海に・山に・川に出掛ける「行楽の秋」を満喫したい。台風13号も20日前後には北上し日本海を抜けそうな気配、台風シーズンにはいるとは言え休みに上陸・接近・直撃等は避けて欲しいしずれて欲しいものである。日が暮れるのもほんこの前から比べても日増しに早くなる。
彼岸の中日で先祖を敬い,慕う為「おはぎ」を持ってお墓参りも・・・・やはり休みでもしなくてはならない事は多い。
9月の連休も5月のゴールデン11月のシルバーに近い休みだ。
ブロンズいや、プラチナウィークとでも呼ぶべきか!?ともあれ釣りには良きシーズンになりつつある。鮎は落ちにかかるであろうが子持ちの大鮎が、海はフクラギ等の回遊魚が活発になる。 する事は山積み・「秋深し、隣は何を・・・・」色々あります!
平成18年9月10日(日)秋雨前線
季節の移り変わりが春夏秋冬と四季を楽しませてくれる日本の風土、9月に入り見事に秋めいて来た気がする。夏を創り出す太平洋高気圧の勢力が弱まりだして、大陸から南下してくる乾燥した高気圧が日本の上空でぶつかり合い前線が停滞する。いわゆる秋雨前線だ。秋の長雨とか、スコールの様な量を降らせたりする厄介者だ。週間予報も連続傘マークが並ぶのは前線が停滞した事を意味する。
北の高気圧は涼しさを運んでくる湿った暑さが雨となり秋を醸し出し始める。秋雨が上がる事は高気圧同士の戦いで大陸性高気圧の勢力が勝利を収めたと言う事実で秋から冬の準備も始まり出す。「女心と秋の空」も本来は「男心と・・・・・」である。変わりやすいのは天気や男女の心ばかりではない、髪の毛より何分の一も細い金属糸の結節や仕掛け造り等アップテンポな情報の世の中、目まぐるしく変わるハイテク素材を完全にはどうしても使い切れない団塊世代や予備軍はハイテクの良さも知り、眼鏡を変えながらチャレンジするが昔出来た事が見えない事で出来なくなるという「挫折?」から、昔気質な仕掛に戻る。変わりやすいのは、前進の証。「秋の空も雨ばかりではない!」
平成18年9月3日(日)秋の景色
吹く風も涼風に感じられ、秋茜が飛び交う様子、ふと何げに見た田園風景も黄金に穂が変わって頭を垂れて実りの季節を告げている。
早い所では9月第一週の日曜から 刈り入れが始まっており今から農繁期となっていくのだろう一年の集大成の時が始まる。
今年は7月の長雨でやや不良という作柄指数が出ていたが梅雨明け以降の好天続きは鮎釣り同様良い日柄であった様に思えるが、微妙な物なのであろう自然は±で計算しきれない!海も海水浴場の浜茶屋もきれいに撤去され夏の名残も潮風の強さと共に消え去ったかの様だ。
釣りには鮎・キスと言った夏の魚以外は涼しくなり始める「秋」の方が良く今からが本格的釣りシーズン突入と言える。
暑さからの解放で、行動にも減り張りがでる。大物の話も飛び込んで来る。楽しみな時期が始まる!
平成18年8月27日(日)夏〜秋へ
響きの問題かも知れないが、8月というと、汗と陽差しと蝉時雨等「暑さ」に対するイメージが沸いてくる。8月も最終週、週末からは9月を迎える。なんと涼しげな響きがあるのだろうか。秋風・涼風を感じる。実際は9月半ば位までは暑さが続き寝苦しさは多少緩和されるものの日中の暑さはこたえる日が多い。暑さがピークを過ぎる9月!海もアオリイカファンが急に増えだし鮎もコロガシ釣りが始まり、稲穂がたわわに実り黄金色にいつの間にか変わっていく様と同様に夏の面影とは違い、秋の季節的な風景を多く描き晩夏に一線を画す。
名残と様変わり、繰り返し繰り返し季節と年が過ぎていく。「月日は百代の過客にして・・・・」時は流れて、人も、又旅人。
平成18年8月20日(日) 処暑
処暑となり、暑さも一応ピークを過ぎ初秋に向かって季節が変わり出す筈!?暦通りにも行かないのは当たり前で先人の知恵が季節に更なる区切りをつけて〜に変わり始めます、リズムを変え生活の姿勢を修正し始めなさいと教えるものだろう。
暑さはまだ厳しいだろうが、釣り、特にFamilyで楽しむ時期には良い時期。夏休みもあと僅か8月最後の日曜日には夏の想い出創りも良いかも。
平成18年8月13日(日)盂蘭盆会
お盆。正式には「盂蘭盆会・うらぼんえ」もちろんサンスクリット語の音写であるが先祖を供養する日。提灯等でで霊を導く「迎え火」や九頭竜川・永平寺でも行われる「送り火」・「精霊流し」等おごそかな行事も繰り広げられる。慌ただしい世の中になり盆に里帰りをする家族も昔程ではなくなってる様。盆と正月には家族・兄弟が集まり賑やかしい風景があった。盆と正月は休むもの!であった。がここ10年位は休みをサポートする
サービス業の休日返上営業で一年中節目がない便利?で日常的な流れとなっている気がする。
先祖を敬う気持ちが延長線上にあれば良いのであろう!仕事をしていても、釣りで盆休みを楽しんでいても、節目になる日、時には感慨をもって時を過ごしていく、ちょっとの心のゆとり・感謝の気持ちが欲しいものである。
平成18年8月6日(日)親水の候・水辺で涼感!
暑い!というのは致し方ない一年で一番暑い時期である。暦の上では8日が「立秋」、秋の気配は感じられぬが、時節的には「残暑〜・・・」となる。子供の頃はもっと暑かった様な気がする。汗が乾いて塩分が目に入り痛かったり、遊んでいてのどが渇くと学校の校庭の蛇口に口を付ける様に水をがぶ飲みしてまた悪ガキが何かを求めて夕暮れまで遊び回っていた。ほとんどの子が夏の勲章「日焼け」で真っ黒だった。
大人になって、冷房設備も良くなり、あの扇風機が一日中悲鳴を上げそうに首を振っている様な光景も見られず、部屋の中で涼感を味合っているのだろう。釣りをする人、特に鮎釣りをする釣り人なら足首から腰あたり迄川に入り竿を出していると、天からの灼熱の暑さも、涼しさと心地よさが
勝り炎天下の釣りとは思えぬ位の涼感である。水に親しむ事は、自然と親しむ事、自然から色んな事を学び取る事でもある。バット1本とグローブが5つもあれば三角ベースの野球で毎日遊んだ昔は季節の変化を蝶や蜻蛉や蝉で感じられていた。
親水運動は「水と親しみ。水の重要性を知る事の他に、水は危険だから近づかない!を一歩進んで、優しい水も危険を伴うが安全且つ楽しいという主旨を伝えて行かなければならない。昔は川で泳いでだり潜ったりして遊んでいた子供が沢山いた。自然から学ぶ事、年上の遊び仲間から
教わる伝承文化も大切なものだと思う。自然環境を知る・守る事はまず自然と親しまなくてはならないと考える。
平成18年7月30日(日)いよいよ梅雨明け
全国に被害を及ぼした梅雨の局所的な豪雨もどうにか太平洋高気圧の張り出しで北に姿を消した様で真夏の暑さがやって来る!
降りすぎる位降った雨は海に与える影響よりも山間部や河川に大きな災害をもたらし、治水ダムや河川改修といった自然の姿を変える大規模な環境問題との挟間で是非を問われる。山土の保湿性の問題も杉の植林の過度さにも問題があるとか。良かれという事が天災という名の元で、試練を与える。地球的には人間が成した科学や文化の発展が地球環境に変化を与えている。継ぎ接ぎな蒼い惑星にならない様、出来る事から
自然環境破壊に繋がる事は避けて・是正して行きたい・一人一人の気持ちが、自分の故郷の環境を守る。
平成18年7月23日(日)待ち遠しい梅雨明け
空梅雨気味と考えていた今年の空模様、みるみる内に河川の警戒水位に近づき、自然の猛威を改めて感じさせられた。
地盤が緩んだり、土砂崩れが発生したりで、水の力と雪崩の様な土石流で全国的に被害を及ぼす局所的な降雨、昔の梅雨はしとしと、じめじめで小雨模様が長々と続き、鬱陶しい、カビが生え出すそんな梅雨模様だった様な気がする。
四季の中に梅雨もあり、台風も来、夏の始まり、夏の終わりを事象で感じるのが日本的・強いて情緒でもあろう。
夏台風だの、気象台始まって以来の梅雨の雨量だの、雅がない!もののあわれがない!日本人の感性が失われていくのか!大袈裟。
蝉たちも早く緩んだ土から抜け出して夏の陽差しの下精一杯鳴き暮らしたいであろう。梅雨明けまで後一週間か・・・・・
平成18年7月16日(日)降る時には降る!
福井だけが降雨が少なく、雨など降ってくれればと思う矢先、土曜の夕方から警報が出る位の雨、乾き切っていた所にバケツで被せた様な雨、この雨災いとなるか、幸運の兆しをみせる恵みの雨となるか、長降りしなければ的確に上手く行く雨となりそう。
九頭竜川・足羽川・日野川共、増水〜濁流と折角の3連休の2日が犠牲となったが長い目でみれば川の石垢や底ゴミを一度綺麗にする絶好のタイミングでもあった。水が治まるだろう週末には今以上の釣果が期待出来そう。海も同様一荒れ欲しかった所、大物の活性も又良くなる可能性大。
夏休みも始まる。夏はインドアーよりアウトドアがだんぜん良く似合う。夏は日焼けした地肌がいい。
平成18年7月10日(月)空梅雨〜梅雨明け
台風3号の影響をまともに受けたのは沖縄地方、今年の梅雨前線九州方面にまとまった降雨をもたらしたが本県は空梅雨気味、昨日は台風で前線が押し上げられ雷鳴と夕立の様なスコールがあったが、気象予報によると今週梅雨明けに向かうとか・・・。
今後の大雨の心配はないという事だ。17日は「海の日」この頃には梅雨が明けるのだが全国レベルでの話、今までは豪雨・夏台風の直撃等、北陸地方は例外的要素の方が多かった。今年はどうにか平均並の天候に恵まれている。有り難い事である。雪が早く降った昨年の分降雨が少ない訳ではないだろうに。ともあれ夏に向かってまっしぐら!
平成18年7月2日(日)梅雨の雨少なめ、福井地方
例年だと、梅雨の長雨で釣りに行きたくとも行かれない日が続き、晴待ちで釣り好きにはストレスが溜まる時期。今年は九州方面で集中的に降り続いているが、北陸地方今の所梅雨前線の影響を大きく受けていない為、釣りには十二分に行ける日が続く。嬉しい年と言えよう。
週一度の休みが雨なのと、晴なのでは行動範囲や行動力に差が出る。行けば快適、釣れれば又出掛ける、釣る事によって技術も向上する。
しとしとと降る雨にも情緒がある、紫陽花の色を、土埃を被った草花や街路樹や街並みを綺麗に、鮮やかに甦らす。
水と人の関係は切っても切れない。夏は親水の時期でもある。水を尊び、水と親しむ、自然の恩恵と猛威・・色々と思い馳せる時期でもある。
平成18年6月25日(日)鮎。好調なスタート!
天気が良く雨が少ないのが良いのか釣行には日を選択せずに準備出来るのが嬉しい。週1回〜2回の休日が雨では折角の予定も次週は別の予定とかで又延期等と言った事があり得る。雨も勿論必要だが、釣りには出来るだけ晴がいい!晴が似合う!(釣果は別ではあるが・・・・・)
今年の梅雨、全国的に雨が降るのではなく、局所的、先日豪雨だった沖縄地方は梅雨明けだとか狭い様で広い縦長の日本ならではの現象。
河川は確かに平水より20〜30cm低く釣りづらい感があるがここも腕の見せ所仕掛の選択から年季がはいった技をみせればいる魚は釣れる。
難しいから、いるのに釣られないから、同パターンで駄目だから釣りは面白い。卓越した円熟した華麗な技をみせるのは多くの悪条件を経験しているから。「失敗なくして成功なし!」「ローマは一日にしてならず!」
平成18年6月18日(日)鮎解禁!
全国区になった鮎の川「九頭竜川」勝山・市荒川発電所放水口から下流「九頭竜川中部区域」と関西で名を馳せた「日野川」が17日に解禁となり、夏が近づいて来る!と感じさせる。鮎は陽差しと蝉時雨がよく似合う。額から吹き出る汗と、耳障りの様で心地よい蝉の声。油蝉がツクツク法師に蜩へと変わって行くのも初夏〜盛夏〜晩夏と時の流れを微妙に織りなす。昨日は東京ナンバー・東北ナンバーもあり道路事情も良くなって来ているが、10時間前後の走行時間・情熱がワールドカップのサポーターと同次元だと考える。時間を無駄に費やすのでなく満足感の代償と考えれば半日近い移動も
苦にならない。好きこそ物の上手なれ!なのであろう。我々福井県人は自然環境には恵まれている。住みやすさ全国1〜2位を感じさせるのは、心の
安らぎを自然や静けさに求める事に多くなる為であろう。都会の利便性は雑踏と喧騒を生む。緊張の中で日々を送ったつもりはないが、年を追えば、晴耕雨読的、土と触れ合う田舎に願望が向く。理想はローテクな生活の中でP/Cで情報収集等ハイテクな調和は現代人には不可欠なのであろう。
平成18年6月11日(日)鮎色に染まる!
若狭河川漁協組管轄の南川・北川は6月10日に解禁となり、18cm〜15cmが良果の人で20〜30匹とか。まずまずの釣果と言えよう。最近は水温が低いうちに放流すると、冷水病を発症させる危険性があるという事で水温を見ながら放流を始める。大小・山間〜平野と河川の形状や水温も異なる。大野市〜奥越・竹田川等が7月2週目にずれ込むのは他の河川より水温が低い所為であろう。ともあれ、今週九頭竜川中部・日野川が土曜日に解禁になり、週を追って足羽・勝山・笙の川・耳川・大野・奥越・河野川等々7月9日迄に県下一円の河川が鮎解禁となる。梅雨の雨も心配な時期、
解禁で待ち侘びている鮎師の思いを一気に発散させる程好天で好果になって欲しい。微妙で・繊細な日本独特な釣種「鮎」。虜になるのは求める源に
器用な・創意工夫が好きな日本人の心が脈々と流れているからでろう。香魚ともいう基本的に石垢をはんで成長する鮎の匂いは西瓜のそれと似ている。川岸で川一面西瓜の匂いがする川こそ、鮎の川=清流というのだろう。果たして魚の住みやすい環境を人間が造るのか奪いさるのか・・・・・。
平成18年6月4日(日)鮎解禁!迄あと・・・・・・
順調に生育しているのだろう各河川に放たれたり、遡上してきた若鮎達。天候は今の所成長を妨げるものではなく暑い位の日もあり順調といえる。
いつも驚かされるのはあの生命力だ。今年も足羽川に遡上する稚鮎を堰堤で汲み上げて上流に運ぶ作業が行われていると聞く。遡上するPOWERもさる事ながら、美山町〜福井市の足羽川の河川改修は工事と言うより、河川創造的構図で各地域で流れを変え、河川の中に土を盛り、堰止め、重機が作業し易い急ピッチの大変な工事が2年近く続いている。勿論やむを得ない濁りや泥は水をしばらくは清流にさせてくれていない。天然遡上の鮎は
海産種の繰り返しと聞く。種族的に湖産鮎は産卵しても海水には戻れぬらしい。純血の足羽川産の鮎が親の育った川に帰って来ている事になる。
福井豪雨の凄まじさとその後の改修工事の様子を見ても、壊滅状況としか思えないのが正直な所。それが遡上の話を聞く事で熱き思いがする。
勿論漁協組の方々の尽力もあり放流も行われている。今年は是非とも足羽川にも釣行して、河川の様子や状況を肌で感じてみたい。
平成18年5月28日(日)6月=鮎・真鯛・キス
今年も・・・早いもので・・・という表現をしても可笑しくない時期6月にならんとする。例年通り6月は鮎師待望の鮎解禁が中旬以降始まる。九頭竜川・日野川・南川・北川そして、足羽川・耳川・九頭竜川(勝山・大野)・真名川・竹田川・河野川、最後奥越の順になりそうだ。どの河川も地域密着で、「おらが川」が一番良い!と鮎自慢・川自慢・鮎談義は尽きない。自然を誇れる事は素晴らしい文化だと思う。秋、川で産まれて海に戻り、春、遡上する海産の天然鮎、そして夏一気に成長し晩秋精力的な一生を閉じる。想像するだけでなんてロマンがある生物だろうと感じる。冒険アニメが創れそうだ。
鮎師を熱くさせるのも無理はない!海では雨や天候の変化が大きい日には「真鯛狙い」・凪の良い日には「キス釣り」が本格的になる月。釣りに最適な暑からず、寒からずのベストシーズン。気がかりは九州では今週から始まった「梅雨の雨」。天候だけは良い年回りである様願うしか為す術はない。
平成18年5月21日(日)春〜梅雨そして初夏
雨が降れば早、梅雨のはしりかと心配し、長かった冬、春4月迄不安定な低温や降雪迄あり、雪代も多く、冷たい雪解け水を日本海に注ぎ込ませている。例年より出遅れているのは冬が早く始まり、遅くまで続いた為であろう。夏は来るが、その前に梅雨というシーズンを越さねばならない。
動植物にとっては恵みも、降り続いたり、局所的な降雨量をもたらすと災いの元となってしまう。過ぎたるは・・・・の例えの如く、なに毎も程々が良い。
普通の感覚が如何に重要か、平凡な時の流れが続く事がどれ程大事か、釣りも程々釣れる事で面白さが増す。意図も簡単に釣れたり、何にもしないのに喰ってしまうと一時的には楽しいが、釣りの奥義の満足感を刺激しない。勿論釣れない事は余計悪い。一度ならず二度が・・・毎回釣れないと釣りでなくなる。次に反省点や課題を残す程度釣果が望ましい。考える事で又上手くなるのは、物事の上達の秘訣!
平成18年5月15日(月)いよいよ本格的に!
雪の量と、早くから遅くまで降雪が続いたせいもあり鮎の遡上や磯の魚の釣れ具合も10日から2週間位例年より出遅れ気味だったがようやく本格的な状況になり始めた。鮎ファン待望の稚鮎の放流や天然鮎の遡上も順調になり気温ばかりでない水温も遡上鮎が安心して海水〜汽水更に河川の真水に順応出来る水温になった事を教えてくれる。全国的にもあちらこちらの河川で夏の釣り「鮎」の準備になり始める5月、釣り人にとっても嬉しい、楽しい季節になり始める。
平成18年5月7日(日)天候に恵まれた大型連休
身体を休める為と、趣味や興味を満足させ精神的にREFRESHさせる為にと休日の時間はあるのだろう。日々の激務に追われていても2〜3日仕事から離れれば身体は休まる。9連休組は連休スケジュールを組むんだろう、釣り三昧・旅行三昧・読書三昧等日頃出来なかった事を楽しんだに違いない。遊ぶ・楽しむ側を受け入れる側の仕事の方は今週は仕事をしながら息抜きが出来る週だと思う。休みを支えるお仕事に従事される人は、連休でREFRESHした元気はつらつ人と一番ギャップが出るのが今週のWeekday。疲れてる顔しても休みの影で活躍してくれた分多めに見て上げて。
遅れ気味だったのっこみシーズンにも入り出した。春もピークを迎え、初夏の体制に入る。魚達にGWはない。今からが釣りには絶好の大物シーズンになる。GWの代休が出る縁の下の力持ち的役目をされた方、釣り客の減った釣り場で大物釣り・数釣りのCHANCE到来!かも・・・・・・・!?
平成18年4月30日(日)薫風の5月
県種苗センターで孵化・成長させた「福井県産鮎」の放流も始まり、春から初夏に向かう準備が始まりだした。桜も話題も生憎の強風〜雨で楽しみが薄い今春ではあったが、つつじや紫陽花と春から夏への饗宴を楽しませてくれる。気候も安定し、GWは行楽の時期でもある。
仕事の疲れを癒す日と折角の休日屋外の空気を思い切り満喫する日で改めてリフレッシュしたい。まんじりと山稜を見つめたり、奇岩に打ち寄せる波や水平線・夕方から見え出す漁り火等のトワイライトの海ならではの景色も気分を別なゾーンに導いてくれる。日頃雑踏の中いるからこそ、見える自然の畏敬を感じるのであろう。釣りも悪天候に左右されない時期5月になり梅雨空に変わる6月中旬迄大いに釣りを楽しみたい。
平成18年4月23日(日)いよいよゴールデンウィークに突入
レジャーシーズンで人が動く今年最大の瞬間がまもなく始まる。大型連休9連休の会社も多いだろう。思い思いの余暇を過ごす良い時期だ。帰省や海外といった家族総出の移動は計画を立ててからの行動。夢がある、希望が溢れる移動は行きは力が漲るのだが・・・・・。釣りに関しても同じ事が言える。こういった釣り情報決して誤報は流さぬが小物や群れなす魚以外は釣り物・釣り場の紹介情報位のヒントを与えられる程度の解釈で見ると季節の流れと旬の魚が判断出来る。釣れない事で足が遠のいたり、辞めたりする人が多くなりつつある気がする。それと悪天候、〜月と思えない様な天候で
釣り人の出端を挫く。遊びが多様化して行く事と自然に親しむ事の減少が釣りに夢中になれない要因でもあろう。天候の回復と共に、釣果もそれなりに上向いてきている。天気の良いGWの1日位忘れかけていた竿とリールを取り出して、釣りに行こう!新鮮な海や山の空気、目に入る緑やコバルトの海の色、これを眺めているだけでも、リフレッシュ。ましてやアジ・グレ・メバル・チヌでも釣れたら、いや、釣れる時期だ!一石二鳥かも。
平成18年4月16日(日)春らしく・桜・稚鮎遡上
いよいよ、今年の春も始まりだした。とかく、春の名残雪・突然の暴風と大雨、春らしからぬ天候が続き桜も雨や風を受け、充分年に1回の春爛漫を告げる淡いピンクの上品且つ桜並木の林立での豪華饗宴美も足羽川堤防・福井県庁周辺の幻想的なライトアップ演出も、人が冬、忍ぶ心で耐えた雪国人が春風とぽっかりする陽差しの中で桜を見、春を感じ、冬の辛さも瞬時に飛び去る桜との付き合いを望む、その散り際も人の心を何度か和ませてから潔く散ってくれたい物である。悪条件が続く様な感じだが、自然の輪廻・摂理は今年も稚鮎を母なる河へ旅立たせる。河口付近の防波堤や港湾内に最大で12cmもあろうかという元気印が雪代の水の温度と春の太陽光の温暖効果の微妙な合図を今か今かと待ち侘びている。
相当数の稚鮎の群れが見える。春から初夏の匂いさえ感じてしまう。いよいよ本格的釣りシーズン到来のシグナルが点滅し始めた。
平成18年4月9日(日)蕾から花開く!
ようやく春の話題にふれられる「桜開花」が平野部で始まり、気持ちもようやく灰色の低い空を忘れさす、紺碧の青空の様な晴れ晴れしさすら感じる。
桜が咲く時期から釣りは順調に動き出す!もう雪は舞う事はあっても、降り積もる事はない。冬に別れを告げ、この時期に旬を迎える魚の呼称は数多くある。桜鯛・花見カレイ・春カツオ・桜鱒・鰆等も季節を表現する魚であろう。良い時期折々の旬を楽しむ。最高の贅沢であろう。山でも新芽が吹き出し春爛漫から新緑の候を迎える。会社・学校も新年度を迎えた。辛い事も晴れの日には忘れがちになる。杉花粉は飛び交うが海へ川に余暇を楽しもう!
平成18年4月2日(日)雪が降るー
記録的な・・・は驚く時に使う、異常な時に用いるのだろう。良い意味での「記録的・〜何年振り」は嬉しい記憶に残るが、降雪量のそれは一般市民生活レベルでは決して歓迎されるものではない様な気がする。12月半ばからの早めの雪は秋の名残を楽しませることなく冬を連れて来、3月終わりの積雪は春の足音の早さを停滞さすに余りある。冬が早く来て春がその分早まるのならいいのだが、雪国の人間は冬の諦め方を自然と身につけているが、長すぎる冬は春になったら・・・という目的達成意欲を削ぐ。桜前線北上と共に桜鱒や天然鮎遡上の活性化等は気温・水温に関わる自然摂理だ。
冬が長いは気温が低い事、すなわち水温が上昇しない、つまり釣りに関しても春到来が遅れる原理。そこまで来ている春、全速力で山々の銀世界を緑の景色に変えていって欲しい。
平成18年3月26日(日)春探索もいとおかし・・・・・
日頃、車の恩恵に浴しているからちょっと歩く事もせず、目と鼻の先に行く時にでも、車に頼ってしまう癖がある。と言って目的地に着き、駐車スペースを捜すのに四苦八苦。たまには春を探す!意識を持って歩いてみる。何が春らしいのか!?やはり、野に咲く花や草に春を感じる。
野草の名前は良く知らないが、用水の回りや田圃の土手に咲く花を見つけた。スギナの中には土筆が芽を出し、ヨモギの見慣れた葉はコンクリートの間の僅かの隙間に群生、レンゲ草・シロツメ草・たんぽぽも見受けられた。他、名を知らぬが、可憐な小さい花を咲かす草を愛でる事も出来た。一方、海ではキラキラと群れをなして活動を始めた幼魚の中に稚鮎の姿も見え出したとか、もう時期誰が教えるのでもなく水温が適温になると一斉に古里の川に遡上を開始する。何万年?で形成されたDNAの中に水温計より厳密なサーモ探知システムがあるのだろうか、春を告げに試練に向かう。
春を感じさす桜前線や稚鮎遡上等々は脈々と人の為ではなく、我が営みとして、結果、人の為ならんと繰り返し繰り返し四季の節を知らしめる。
平成18年3月12日(日)寒の戻り
3月春らしい天候が続いたと思うと、突然雪が降り出す俗に言う「寒の戻り」というやつだ。例年彼岸前後に洗礼を受けるが冬型の気圧配置は長続き出来ず、寒気の吹き込みは2〜3日で終わる様だ。今週末は彼岸の入り、暑さ寒さも・・・・・である。春に向かって新鮮なベールを覆い被せてくれるかの様な多少の雪「名残雪」というのだろうか・・?冬も名残惜しく、愛でて、息吹く新芽に春を待つ待望の心も愛でたい日本の四季の模様眺め。
平成18年3月5日(日)啓蟄!虫も魚も這い出して来てぇ〜
啓蟄。眠りから、春を告げられてもぞもぞ動き出すのは虫ばかりじゃなく、まず釣りをする人間が活動を始めやすくなる様な暖かい陽差しや天候になり始めてきた。とにかく、自然界の生物は暦をもたない、寒くなれば活動を休止し、暖かくなれば動きを活発にするのは極当たり前。でも微妙な始まりのタイミングを掴む、所謂、はしりの時期を知るのは脈々とした時の流れで言い伝えられる教え・季語ではなかろうか?!寒さから水温等の安定する所(深み)に行く事を「落○○・落ちる」といい、じっとしてしまう「寒」から抜け出して、ようやく「口を使い出す」今頃の事を釣り用語や季語ではなんて言うのだろう?「はしり」っていうのかなぁ?「啓蟄」的言葉が存在するのかも・・・・・。ともあれ、釣れ始めてきている頃となり我慢の枠から解放されはじめたのは暦もデーターも何より暖かい日が続くのを肌で感じる我々が一番察知し始めている筈だ。
平成18年2月26日(日)アジ復活!3月からは少し違うぞ!
佐義長・お水送り・桃の節句と冬に別れを告げて春を迎える行事が続く。12月からの雪が多かった所為か2月に今まで感じた事のない様な春の暖かさを感じてしまう。気温と水温は総じて重要な関係にある。気温が上昇しなくては水温も上昇しない。春らしく感じだしたという事は水温も微妙に上昇してきている。自然界の法則で土から草花が芽をふいたり、小動物も冬眠から醒めたり、水中生物の活性がよくなったりは我々人間よりも厳しい冬を堪えて来ている生物の生命力の方が春を告げる証明を素早く表現する。魚の当て字でも、「春告魚」と書いてメバル・サワラ・ニシン・イカナゴと地方によって呼び名が違う。しかし、その土地、土地の春を告げる魚が釣れだす事が冬から春を待ち侘びる昔からの切ない思いの日本人らしい表現ではなかろうか!「春告魚」絶好釣(?)となりつつある!
平成18年2月19日(日)もうすぐ・・・・・
もうすぐ、春は必ずやって来る!待ち遠しい程今年の冬は長かった。釣りをする人間にとって悪天候が長引く事程やりきれないものはない。良い状況時に竿を出せない。気分転換の為の釣行が出来ずにストレスが貯まる。雪・降雨の為水温・気温変化があり、魚が喰わない(釣れない)。ようやく外気温も10℃以上の日も出始め暖かみを感じる様になり始めた!もうじき春が駆け足でやって来る。春になったら・・・・・、雪国の人間は春の陽差しに思いを託す。釣りも今頃はペースダウン、人も釣り物も少ない。寒の釣りは静寂で没頭出来るが釣れないのは致し方ないが、寒さの為風邪をこじらす程の我慢も、し甲斐がある時でもない。そう!もうすぐ・・・・・・
平成18年2月12日(日)聖バレンタインデー
女性から愛の告白を受けるなんて言う事は、生涯何度もあることもなく、ましてや中年から初老に掛かる団塊世代は義理でチョコレートを頂くのが関の山。娘の様な女性から・・・・・・なんて願望もなくはないが、現実はましてかなり厳しい。団塊世代が定年を迎え始め余暇を過ごせる時間も出来始めると言う。やりたい、やり残していそうな事は沢山あるが一時的な満足か、余暇を継続していた趣味で楽しむ持続的満足か様々だ。多趣味なままリタイア出来るゆとりを持つた人生を送っている人はいつまでも現役なのであろう。釣りという趣味ものんびりしている様でせっかちな趣味だと思う。獲物があるからだと思われるが、自然を感じながら魚と対峙するへミングウェイや開高健の様な余生を送られるのだろうか?送りたいものだ!
平成18年2月5日(日)
2月は春を待つ行事が県内あちこちで行われるが、あめまん・あっぽしゃ・左義長と地域独特行事も冬を春に転換さすきっかけ行事になるのだろう。
釣りにとっても、きっかけが欲しい所だが、2月の月が一番釣果が少なくなる月。外気温も水温も年間で最も低く、変温生物の魚類は水槽の金魚が底でじっとする様な状態になってしまう。きっかけはやはり陽差し・太陽・暖かさ=好天気であろう。春の陽差しとは言わない迄も、冬の合間の太陽光は暖かく感じる。北風と太陽ではないが、暑くて厚いコートが脱げる時期が一日でも早く来て欲しい。
平成18年1月29日立春
季節を分ける節分が来、春を告げる「立春」である。春と言えば華やかに新しい息吹を感じる言葉だと感じる。「春の新作」「春からの趣」等々新しい物への期待感が多い。釣具業界も春を告げるべく2/3〜2/5迄大阪で2/10〜2/12迄東京でFISHING SHOWを開催する。ニューアイテムがそして、カタログに掲載されている。製品が所狭しと並ぶ年に一度の大イベントでもある。初日は両会場とも業者専用日であるが、土・日は一般開放日で人出も多く人気がある。入場費はいるが、釣り好きにとっては触れない高級ロッドやリール又、各メーカー専属契約テスターの常駐・講演等もあり、一日を退屈させない。時間と興味のある方は一度来場されると良い。釣具・釣具業界の春風を持ち運んで帰って欲しい。
平成18年1月21日(土)大寒〜節分
昨年12月の大雪で1ヶ月暦が早くなった様な気がするが、例年なら今からが冬の真骨頂で凍てつく寒さと、北国の風景を造る寒気団が容赦なく暴れ出す。都会の人との話の中で1ヶ月早く冬が来たから春も早く来るんじゃないですか?!と言う会話があった。社交辞令的にそうなると良いですね!と答えておいたが、雪国の人間の感覚では3月半ばが過ぎないと「春が来る」と感じられない。大寒〜節分、立春と日本の暦は変わり目を美しく語る、勿論陰暦ではあるが、冬の行事〜春の行事へと時は過ぎる。ここの所強い寒気の吹き出しはなく、12月より穏やかな日が多い。
凪や良い天気が続けば、釣りにも活気が出る。誰もが家から寒空を見上げる事を休止してOUTDOORへ活性する。やはり自然は良い!清々しい!
但し、風邪はひかぬ様に防寒グッズは忘れないで!・・・点検、帽子は?靴は?手袋は?イアーウォーマーとカイロも・・・・・!
平成18年1月9日(月)成人の日
成人の日は15日の方が記念日らしくて良い様な気がするのだが国民の休日=ハッピーマンデーなるもので1月の第2月曜に決まった。そもそも何故15日だったのか・・・1つは小正月(15日)に人生の通過儀礼をする風習に因むとされるという説。と、昔、元服という儀式があり数え年で12歳〜18歳男子の成人の儀式、これをある一定の年齢に達した最初の満月の夜に行うことが多かったらしい、つまり、最初の満月である1月(睦月)の十五夜(満月)にするというのが結構広まっていたらしい。旧暦の1月15日が元服をする日だったので、新暦にするときも1月15日を成人の日にした。ともあれ、わかり易い日が良い様な気もする。今日からと言う訳で例年どこかで起こる成人式会場でのトラブルのない事を願う。そのエネルギーをどこかに、・・仕事・趣味に、・・・わかり易く「釣り」に回してくれれば・・・・・・・。

平成17年 釣りに関するコラム

12月25日(日)クリスマス
12月も、いや今年もあと僅か。とにかく今年の晩秋〜初冬は雨と雪に見舞われ決してよいコンディションとは言えなかった。釣りに行きたいと言うより、釣りに行けない!状況だった。12月は本来ならば釣りになる月、チヌ・グレから始まり真鯛〜青物の大型魚、小物のサヨリ・アジも、投げ釣りならば、カレイが・・・・。過ぎ去る時間は戻ってこない。1月〜2月と本格的な冬が訪れる。せめて年末〜正月休み位明るい青空の元で、釣れなくても良い、のんびり17年度の納竿そして、新たな気持ちで初釣りと行きたいものだ。
12月18日(日)節度のない雪
観測史上初めてとか、12月の雪で日本海側の地方を大混乱にさせています!明日からの大寒波にお気お付け下さい。等々全国ニュースのお天気キャスターは、原稿口調で笑みを浮かべて解説する。様に感じるのはひがみだろうか?東京や大阪や名古屋いわゆる表日本側の都市圏は晴れ、対岸の火事的に見える。ひどい目にあった被害者の感覚と同じで、痛みを感じるのは、原体験が一番。冬の中にどっぷり浸かってみると笑顔はでない。釣りも防寒具を着て行くと言う次元でない大荒れ。なんともはや回復を待つしか方法がない。冬荒れ天気続きのの日本海側は、表も裏もないと言った日本列島だが、まさしく昔で言う裏日本をまさしく演出する。
12月11日(日)残すところ・・・・・・・
12月半ば、今年もホントに余すところ後十数日。実りの多い年だったのだろうか!?釣りに関して言えば、春の出足の不調さから始まって、お盆時期の悪天候、秋〜初冬の釣果ダウン等々余り良い年回りではなかった気がする。熱中する程加熱気味のスポーツ、例えばサッカーのワールドカップ。スポーツ特需で旅行会社〜家電製造〜家電販売業まで潤うという社会的認知の差と観るスポーツとしての面白さの所為であろう。
釣りは観るものででなくするものと昔から言われて来たが、ファッション的に格好良く、若者受けする「スター」の存在が今更に求められるのであろう。盛り立て役がいてブームは造られるのだが、子供の頃・学生の頃「〜をした」と言う経験者が解説・火付け役となる図式がある様な気がする。
最近の子供達、ゲームで釣りはしてもOUTDOORでの釣りの経験を持つ子は少ない。釣りも伝承技術の遊び。自然を親しむ中で命の尊さと恩恵を授かる感謝の気持ちを教えたい。昔は釣りキチ三平君が沢山いた。
12月4日(日)釣りのトレンド
証券会社の将来上昇するだろう株式の中に、釣具製造メーカーの名前が出ていた、何を根拠にという理由に日本経済が景気を回復して来、人にゆとりが出来出すと、娯楽施設の他、スポーツの分野にも時間が回り、スポーツ関連の製造をしているメーカーの株価も将来的には上がるだろう。と言うのが見解らしい。確かにスポーツ全般 テニス・ゴルフ・トレッキング・ボード・ウォーキング等老若男女を問わぬ健康志向のスポーツ分野の飛躍は期待されるかも知れない。釣りは自然の中の獲物を対象とするスリリングなスポーツだが、自然の摂理との関係で「釣れない」「いない」という状況も発生し、しかも場所によっては「釣らせない」「釣りをさせない」という人為的規制のはいる釣り場も多くなりつつある。勿論、釣りをする側のマナーの悪さや、危険行為で安全を自ら放棄する様な低レベルの釣り人の存在が行政の話し合いや協調する時間や設備予算の短縮系・削除型の「規制」「トラブル回避」「臭い物には蓋」的行動で簡単に閉め出されて行く。釣りが盛んな自然に恵まれている環境に原発・備蓄基地・工場埋め立てを造ったのは?干拓や災害防止の名目で大堰を造ったのは?ともあれ、危険を伴うのは個人の判断で回避するべきと考える。釣りの危険察知も、車運転中の危険察知も、スポーツ全般いや人の行動全ての枠からはみ出した危険行為は個人の能力と自己判断で左右される物。個人的に「釣り」の分野が虐げられている気がするのは「釣り」がまだスポーツとして娯楽として認知度が低い所為なのだろう。好経済化と釣りは有る意味連動しない!
平成16年12月19日(日)暖冬?
ホワイトクリスマスになるのか!?降らずに新年を迎える事が出来るのか?
釣り人にとってはスタッドレスタイヤを履かないて海へ、川へと快適な釣りが出来良い冬を過ごしたいものである。
釣り人ばかりじゃなく、生活をする中でも脅かされる程の大雪は歓迎されるべき代物でもない。
しかし、冬の摂理は、太古の時代から自然を息吹かせる為の要因を含ませた安息のシーズンでもある。
雪の年末・正月が当たり前の様な時代もあった。冬のシーンは窓明かりから空を眺めると、深々と舞い落ちる白い結晶が、景色を、
一色に変えて行くイメージがある。降り過ぎない程度に、北国の冬は雪も、似合うと思う。
そして、春を迎える気持ちが、雪の溶け具合を見ながら高揚して行くのも雪国の人々の「辛抱強さ」「我慢強さ」に繋がるルーツであろう。
釣りも、機転と、辛抱・我慢が、良果を産み出すケースが多い。冬の釣れにくい時期に竿を出す事が上達のコツと言われるのも、
忍耐力の中から、創意工夫も多く生まれるからではなかろうか?!
平成16年12月12日(日)今昔物語
10年程前迄は、12月と言えば、Xmasのメロディと、年内中に始末をするべく、気が急く、師走と言う言葉の深さを感じたものであった。
IT関連が優位の時代、目まぐるしく、小さい物同士が大きい物に、大きい物同士が更に大きい物へと移り変わり、変化に追いつかれない。
人が創る企業・製品ではあるが、レアな物は多様化しすぎ、安価な物は、アジアの大国で生産され、価値観が変わる程。
何が、正しいのか、何がNEEDSなのか分かりにくい時代と、思う昨今。
釣りにも言える事で、何を釣りに行けば良いのか?何から始めて良いのか?情報過多の時代。
個人的に、情報の多さが釣りのブームを小さくさせたと思う1つの逆説。
昔は、釣りは投げから、始めて竿の振り方、リールの扱い方を覚え、磯へ、船へ。
小物釣りが終わり、黒鯛・グレそして真鯛・ヒラマサの大物釣りに。進み方、ステップアップしていく楽しみもあった。
飽きるのも、奥深さを感じれないからで、体験至上主義ではないが、情報では良く知っているが、体験がないペーパードライバー的な
要素も辞める、辞めやすい要因であろう。メディアの利用の仕方が、バーチャルばかりでは間違いじゃないだろうか!?
本質は深いが、釣り大好き人間は、基本・基礎体験を持っているから、対応も出来、趣味も長続きするのではなかろうか。
平成16年12月26日(日)年末。今年最後!
晦日、大晦日迄、後何時間、いよいよ平成16年〜新しい年を迎える。
振り返って、釣りにとって、余り良い年じゃなかった様な気がするのも、やはり7/18の福井豪雨が印象づけられている所為だろうか!!?
夏の良い時期に、未曾有の大洪水は、市民の、町民の、生活のベースをも、奪い去った。
その後の夏台風の連発はベストシーズンを台無しにした感がある。尾を引くと言うこういう状況を言うのだろう。
消費・景気動向が福井県が今年全国NO1と言うデータがあったが、車・電気製品等の買い換えをせざるを得ない方が多かったと言う事だろう。
ともあれ、振り返る事の良い思い出と、忘れ去る方がいい出来事があるが、来年は、来年こそは、良い年であらん事を!