九頭竜中部漁協組組合長から珍しい絵馬を頂いた。
「鮎絵馬」である。
もともと生き馬を奉納する変わり絵で描いた馬を奉納したのが「絵馬」のいわれだが、
現在は十二支を始め色んな「絵馬」がある様である。
願いが叶う様、願い事を書いて奉納する「祈願成就」の為の絵馬、
なれば「鮎絵馬」となれば「大漁祈願・無事故祈願・釣技向上」等を願うのか?!
鮎師の願いがさぞかし多く掛けられているのではと興味を抱き参拝に。
名称は「柴神社」場所は永平寺町松岡。
北ICから松岡町春日交差点を五松橋と反対側に右折して800m程直進左側。
鳥居をくぐると急な石段が続き奥には山門が悠然と構える。
趣がある!ゆっくりと踏みしめて階段を登って禊ぎをすまして賽銭箱に小銭を投入。
願い事を済ませ社務所を探すが見当たらない。
宮司さんらしき方が作業をしていらした。
「絵馬を欲しいのですが」の声かけに社内に入られ絵馬を手渡されて、一言。
「これ!あげる」「えぇーっ」「数がもうないでこれはあげる!」「すみません」
沈黙・・・「ところで鮎の絵馬はありますか?!」「あれはなくなったわ」
やさしい、土の匂いがする方であった。
貴重な絵馬を二枚も戴いて今年はいい年になりそう!
勿論、もう一度賽銭箱に財布の残り銭全ていれて柴神社をあとにした。
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